私は電気の知識はないので理解できてないかも知れませんが、電気的な処理によって例えば第1波で振動を始めた場所で大きな値を出力し振動が時間遅れで伝わるごとに出力を小さくするようにできると言うことなのでしょうか? だとしたうまい方法があるものだと感心するばかりです。
ただその場合、内側壁面に沿った波の伝播の様子(振動源が筐体のどの部分に近いところにあるか)については分かるのですがそれが筐体の内側の振動源によるものなのか外側なのかの判定については難しいかも知れません。可能性としては、もし振動の大きさの分布が同時に分かれば、振動源近くにおいて分布の山のとんがり具合が振動源が内側にある場合に尖鋭になるというような差異を検出できるかも知れません(どのくらい明確に出るか実際に試験してみないと分かりませんが)。あと、壁に対する直接の衝撃の場合は上のようなことでOKの可能性が期待できますが、話し声のような空気を介した振動に対する振動源の判定については更に工夫が必要かも知れません。また、このような情報が面上(2次元)で得られるなら文句無しですが線上(1次元)ということなら配置に工夫が必要になるかも知れません(これは大きな問題ではないでしょう)。
門外漢で消化できないままちょっと気になったのですが、振動が伝わる場合の時間スケールと電子部品自身が振動して反応する時間スケールを比較した場合、勿論後者が十分小さくて隣接した部品に伝わる間に振動(部品自身の)として認識できるようなものである必要があるかと思いますが、いかがでしょうか? ピントはずれでしょうか? また、別の考えでおられる(例えば第1波だけでなくある程度の時間間隔で計測を行う等)なら非線形回路とローパスフィルタの意味(どのようにデータを加工するか)をもう少し詳しくお教えいただけないでしょうか? 上で振動の大きさ(振幅)についてちょっと言及しましたがどのようになっているのでしょうか?(逆に私の方からいろいろ質問して申し訳ないのですが)
補足
例えば、極微小な櫛型電極がたくさん垂直方向に並んでいて、振動が伝播することで微小な電極が振動して、キャパシタンスが変わる。各電極にはそれぞれ発振回路が付属していて、隣り合う発振回路の出力は加算されて非線型回路を通じてローパスフィルタに供給されているとします。そうすると、振動の伝播方向によって、ローパスフィルタの出力は変わりませんか?