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氷に塩をかけた場合と砂糖をかけた場合?

子供の夏休みの実験ですが,氷に塩をかけた場合,砂糖をかけた場合,何もしない場合で,塩が一番早く溶けてしまい,砂糖は一番溶けにくいという結果でした.どうしてでしょう?

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  • Bubuca
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回答No.7

こんばんは 砂糖でも塩でも水に溶かせば水の融点が下がります。これを凝固点降下と呼びます。 0度で氷だったものに何かが溶けると、凝固点が下がって0度の水になります。 見た目は氷が溶けたようになります。 ただ融点が下がるには、溶けた粒子(分子やイオン)の数が重要です。 これをモル凝固点降下と呼びます。 1kgの水に1モルの粒子を溶かすと1.858度凝固点が下がります。 あとはこの割合で計算すればいいのです。 砂糖は分子が大きく(分子量342=1モルの重さg )、 塩は小さい(分子量58.5=1モルの重さg )なので 同じ重さにすると塩の方が6倍近く多くの粒子を含みます。 これは同じ重さならば塩の方がモル数が多いということです。 さらに塩は水に溶けると電離して数が2倍になります。 これは同じモル数ならば塩の方が粒子の数が2倍になるということです。 氷に同じ重さの塩と砂糖をかけてみた場合、塩は砂糖の12倍の数の粒子を かけたのとおなじになりますから、凝固点もぐっと下がります。つまり0度 と凝固点の温度差は塩をかけた方が大きいということです。 凝固点から高い温度にある物の方が速く融けますから、塩の方が速く融けたのです。 おおざっぱな話で塩と同じ速度で氷が融けるようにするには12倍の砂糖が 必要になるということです。でも、そんなにたくさんの砂糖をかけたらなん だかわからなくなりそうですね。

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その他の回答 (13)

  • sak_sak
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回答No.3

以下、「融ける」と「溶ける」の違いに注意してください。 一般に糖類は水に溶ける時に、熱を周りから吸収します(吸熱といいます)。 つまり糖類を水に溶かすと水温が下がるのです。 ヒヤッとする飴などは特殊なソルビトールなどの糖類が使われているので吸熱が顕著ですが、 砂糖(ショ糖)にも僅かながら吸熱が起こります。そのため氷の温度が上がりにくくなるのだと思います。 逆に食塩(塩化ナトリウム)は水に溶けると発熱します。そのため温度が上がり、氷が融けるのです。 でも、ここで誤解しないで下さい。 保冷剤と使うには氷に食塩を入れるほうが良いのです。 なぜなら氷は融けることによって(冷やしたいものの)熱を奪うからです。 氷が融けやすい食塩の方が良い事になります。

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  • notnot
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回答No.2

塩のほうだけ答えます。 食塩水の融点(氷と水の混在できる温度)は0度以下です(確か-22度くらい)。従って温度が低いままでも液体になりやすくなります。融けた直後の水(に少量の食塩が溶けたもの)の温度はマイナスなはずです。 何もしないと氷が0度まで温まらないと融けません。 砂糖水はおそらく逆に融点が上がるのではと思いますが、調べられませんでした。

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回答No.1

多分ですが、氷が溶ける=水の分子が自由に動き出す ことですから、塩はその助けになるが、砂糖は水分子の動きをじゃまする、という説明でよいのでは。

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