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高気圧と低気圧が近づくと?
8/18の質問(No2347746)によく似た質問です。 私は低気圧と高気圧が近づくとどうなるのかなと思っています。吸い込みと吹き出し、反対の性質です。合体して消えてしまうのか、何らかの力が働いて合体するのを妨げているのかです。 こういうことを考えた理由は気象通報でよく「低気圧が高気圧の裾をまわって」という表現を聞くからです。これは近づくのを避けているような動きです。でも引き合う力もありそうです。どうしてこういう表現が成り立つのかがわかりませんでした。
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基本的に、高気圧と低気圧が一緒になることはありませんね。実際にはどちらかが衰え消えるか消えないかで決まります。 まず、 低気圧は下から空気を吸い込み上にはき出すから低気圧です。そこに雲が出来やすいのは、気圧と温度が低い上空では、空気が湿気である水蒸気を保つ力(飽和水蒸気量)が低く、すぐに飽和するため雲が出来やすいのです。低気圧が生まれるのは、暖まった空気が生まれ膨張し軽くなった空気が上昇するという上場気流が発生し、その結果地表付近の気圧が下がるためどんどん空気が周りから集められるのです。 高気圧は、その逆で、上空から乾いた風を下に下降させ地表付近では高気圧の中心から外側に向かって乾いた空気をはき出すのです。はき出す理由は、上空の空気の温度が低下し膨張していた空気が収縮し重くなるためです。天候が快晴になるのは既に、上空を漂う間に湿度は飽和点を切っており、高気圧の周辺では雲が発生しないのです。 力がお互い一定の間はそれぞれが反作用し、跳ね返し合います。一方が弱い場合は、どちらか一方が強い者の周りを通り、徐々に一方に勢力を奪われ力を失いどちらか強い方の側面で等圧線の影に消えていきます。均衡を保とうとするため、引き合いますが、低気圧が低気圧のまま高気圧にくっつくことはなく、力がある者同士なら、お互いが反作用しますので一定以上の距離を保つのです。 高気圧が生まれるのは低気圧があるからであり、低気圧があるのは高気圧があるためですからね。それぞれが、同じ場所に生まれるなら高気圧も低気圧もいりませんし、気圧はどこでも同じになるのが普通です。しかし、ならないのは上昇気流が発生する場所の要素と、下降気流が発生する場所の要素が異なるためです。これは、赤道など暖かい地域と、だいたい日本付近がそうですが、涼しい地域で温度が異なることが要因となります。 いかがでしょうか?