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往年のおちょぼ口のポスターとハンバーガーの上陸
戦前のポスターには、よく女性のモデルが書いてあって、何々の商品を使っているような絵柄のパターンが多いようです。そのモデルの共通しているのは、みな口が小さく控えめだという点です。これが美人の条件だったのでしょうか。 つまり、憧れが現れているのでしょうね。 翻って現代を見ると、こういう美意識は消滅してしまったようです。おちょぼ口ははやりません。 今日ふとハンバーガーショップの前を通りかかって、ハンバーガーは口が大きくなきゃ食えないじゃないか!ということに思い当たりました。昔のポスターの女性用の食物ではないのです。このハンバーガーを肯定することは、この美意識を捨て去る必要があります。だからおちょぼ口ポスターはなくなったのでしょうか? もちろん仮設も仮説で、真剣に考えることでもありませんが、なぜおちょぼ口が憧れではなくなったのか、疑問に思います。
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果たして「おちょぼ口」はあこがれから消え去ったのでしょうか? まずあなたがご覧になったポスターは、基本的に「イラスト」なのではないでしょうか。実際のモデルを撮影した「写真」ではなかったのでは? であれば、同じポスターとはいえ「現代のモデルを撮影した写真」と比較するのは不適切でしょう。 現代のポスターでイラストを使用したものといえば、アニメーションの物があると思います。そしてアニメーションのヒロインは総じて「口が極端に小さくデフォルメされている」のが見て取れると思います。 つまり、日本人の口に対する美意識(あこがれ)は、それほど変化してはいないと言えると思います。現代でもやはり「女の子はあまり大口を開けたがらない」様ですしね。 おちょぼ口ポスターが消えたのは、単に媒体のモデルが「(デフォルメ可能な)イラストから(デフォルメ不可能な)写真に変化したから」なのでは?
- 参考URL:
- http://anime.goo.ne.jp/
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- eroero1919
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お若い方ならご存じないでしょうが、今から20年くらい前までは、日本の女性は人前(特に男性の前)でしゃべるときは手を口の前に持っていくのが習慣みたいなもんでした。「女性は口の中を見せるな」みたいな風習があったんですね。 最近のアイドルでは滅多に「八重歯」を見かけなくなりました。かつて「八重歯」が売りだったいとうつかささんとか芳本美代子さんなんかも今は矯正されてますね。昔は八重歯は「かわいい」と男たちは萌えていたんですよ。そこらへんの美意識はバブル崩壊以降劇的に変わりましたよ。 かつては男性アイドルや女性に人気の俳優は絶対背が高くないとダメでした。今でももこみち君みたいのは人気ありますけど、小池徹平君やhydeさんのような背が低いのに女の子に人気のアイドルがいますよね。 それとNo.2さんもおっしゃられていますが、質問者さんが例に出す戦前のポスターは絵画作品ですよね。そしてそれは間違いなく「男性が描く女性」だと思います。そういうのは時代を超えて「男が願望する女性像」が描かれていると思います。それに、現代の広告写真の多くは女性に向けて作られています。エビちゃんとかね。しかし戦前のポスター広告の相手は男性です。であれば主に男性を商売相手にしているアニメを比較するのが適切だと思います。 だから男たちは今でも「おちょぼ口」は嫌いじゃないと思います。2ちゃんあたりで女性タレントを侮蔑するときに、その女性タレントが大口を開けて笑っている写真を用いることがよくあります。
お礼
20年前にまだそんな習慣ありましたか?あまり記憶にないですが、まぁ年配の女性たちはそんな感があったのかもしれないですね。しかし、八重歯とアイドルの件に関して言うと、確かにそんな気もします。今それを売りにしているのは、テレビみないせいもあるのでしょうが、いないですね。美意識の変化でしょうね。別に統計的に口の大きさが変化したはずないですから、積極的に矯正する、歯並びを美しくしないと!という強迫観念が生じたんでしょう。 なんででしょううね。美の基準に影響をもたらしたのは。バブルって美意識まで変えうるものが合ったのでしょうか。 私が言う絵画作品は、もちろん風俗美人画的なものもありますが、宣伝用のポスターですね。これはむしろ女性用の化粧品とか、デパートの広告とか、女性をターゲットにしたものが多かった気がします。そんな画集もあると思うんですがね。だから、女性にとってもそれが理想像だったんだと思うんですよ。
- runnext
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>つまり、憧れが現れているのでしょうね ここに答えが出ているように思われますが? 今の日本の美的意識は欧米の美的感覚そのものを現していると思います 欧米の美人といわれる顔はおちょぼ口ではなかったという事でしょうね 欧米人は表情豊かですからおちょぼ口のような無表情にはなりえませんから
お礼
やはり、架空に近いとはいいませんが、あまり日常的でない女性を偶像化している傾向はあるのでしょう。それはいいとして、なぜこの偶像なのかって言う問題なんですよね。 欧米の美意識が浸透してきたというご意見、溜飲が下りますね。戦前と比べてはるかに浸透してるでしょうし。
お礼
私もアニメのことは考えました。しかし、この場合と一緒にしていいものかと、疑問が晴れませんでした。なんらか関連性はあるはずですよね。ただ、一方がリアルなベースを絶対視している、一方ははじめからデフォルメ架空のイメージなわけで、どうなんでしょうね。 私が見てきたのは、絵画作品です。そういう広告ものが好きで、結構な数を見ました。だから、この手のポスターにある女性は必ずおちょぼ口だという、絶対的な法則が身にしみこんでしまいましたね。こうまで、美意識があったのかという驚嘆?と、逆に今、この類のポスターや願うべきはモデル女優その他マスメディアに登場する女性たちに期待することはなくなったのか?この美意識は過去のものになったしまったのか?そんなに強固な強迫観念じみたおちょぼ口崇拝が、半世紀たって見事に消えてしまえるものだろうか?いや、あれは当時のマスメディアがお約束的に描いた慣用的表現で、別に一般大衆がそれを要求していたわけじゃなかった?とか、いろいろわからないことが多いです。 私はあまりテレビ見ないんで、よくわかりせんが、最近の女優さんモデルさんなどはどうなんでしょうね。口が小さいほうが有利みたいな傾向があるとしたら、まだ「生きて」いるんでしょうね。