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学力につい質問します。
最近、確かな学力、学力不足、学力低下など、様々に学力という言葉を耳にしますが、それぞれのいう「学力」とは何をさすのでしょうか。私が今勉強しているところだと、「知識理解」に加え「学ぶ意欲や関心、考える力、問題解決能力」と習いました。また、そうした学力を鍛えるよい方法がありましたら、宜しくお願いいたします。
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1.「学力」とは何をさすか 質問に出てきた言葉はマスコミ用語として考えるなら、計算力とか、漢字の正解率とかの、比較的点数化しやすい「狭い意味での学力」を念頭に置いて使われています。 本来の学力の定義はそれほど簡単ではありません。 ただ、他国と比較した日本の特徴は、暗記型の知識に強く、情報の読解や表現力が弱いことです。 暗記を全面否定することはできないと思いますが、マスコミの論調は、この点で実態を反映していないように思います。 また、別の見方をするなら、「受験のためにはがんばるが、その必要が無くなると(受験をあきらめた場合を含む)勉強しない」という「学びからの逃避」が日本はきわだっています。 このことを合わせて考えると、今必要なことは、実生活に直結した「学びの直接の手応え」を感じられる学びであり、現実世界での応用を重視した学びであるように思われてなりません。 2.学力の鍛え方 質問者さんも御指摘の通り、今、学校教育の建前では「関心・意欲・態度」を学力の内訳の筆頭に据えて、成績の1/4(国語は1/5)はこの観点からつけなさいということになっています。 このことを受けて、現場ではどうしているかというと、授業の挙手回数をカウントしたり、宿題の提出率やその中身を点数化したり、自己チェック表や感想文のたぐいを導入して「関心」の度合いを測ろうとしています。 ですから、単純に「成績を上げたい」ということなら、分かった問題は全部挙手する、宿題を完璧に出す、自主勉強などで「やる気」をアピールする、という方法が考えられます。 これに対して、国民(子ども達)の「教育を受ける権利」に応えることを第一に考えるなら、たとえ派手なアピールが苦手でも無理せずに、自分にとって一番やりやすい方法で学習し、学習したことを生活の中で使っていくという方法が考えられます。 様々な対策がなされているにも関わらず、不登校が減少しないのは、「態度」の評価が学校生活全部に安易に拡大され、ストレスが蓄積しやすいということも一因であると思います。
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学力とは・・・ (1)学ぼうとする力(関心・意欲) (2)学びとる力(理解力) (3)学んだ力(知識) この3つを含めて“学力”というのです。 最近ですと「考える力」も含めても良いかもしれませんね。 >学力を鍛えるよい方法 学力を鍛えるためには、学力を鍛えられる機会がなければなりません。学生においては学校はもちろん、塾などの習い事も含まれます。また親から教わったり宿題をする家庭学習というものがあります。 これらの機会を通じて、学習を繰り返すことによって学力が鍛えられます。筋肉を増強させるためには、鍛えたい筋肉を何度も何度も繰り返して運動することによって実現できます。学力も同じことで、算数の学力を鍛えたければ、問題集を解いたりするなど繰り返し学習をしていくことを通して身に付けられます。 また、子供が『分かる』『できる』を実感することも重要です。だたなんとなく学習をしていては何も身につきません。『分かる喜び』『できる楽しさ』の経験を味わうことによって、学力が向上する効果が一層高まります。 参考になれば、嬉しいです。
- kevo4
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「知識理解」に加え「学ぶ意欲や関心、考える力、問題解決能力」とありますが、学ぶ意欲や興味関心が生まれなければ、知識理解になることはなく、トリビアに成り下がりかねません。 しかし、学力観に関しては、私もあなたに賛同します。では、学力をどうつけるかですが、人それぞれであるという前提の下(正解なんてないという意味で)、私は、日々の生活の中で疑問に思う場面をつくらせるという意図から、MEMOノート的なものを子どもたちに与えます。そこに、新聞等メディアから伝えられている社会的な問題等であったり、天気や道草、または建物の形や構造等科学的な視点でもって気になった疑問点についてマイペースで自由に書き出していくように伝える方法が一つ良いのではないかと考えます。あとは言わずとも分かりますね。
お礼
ありがとうございます。
お礼
ありがとうございました。とても参考になりました。