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EMS医療機についてなのですが・・・
EMSをリハで使用する際、目標筋肉のポイントの取り方や出力の強弱について知りたいのですが、どなたか教えてください。 例えば上腕二頭筋や大腿四頭筋、腹直筋など・・・起止停止でやると効果的ですか?または起止と筋腹、停止と筋腹とかはどうですか? 強さは痙攣寸前くらいの強さで良いですか?それとも感じる程度でいいのですか? もちろんリハのスタート段階の筋力や症状の程度によっても違うと思いますが目安などありましたらお願いします。
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起始停止でおこなうと、筋収縮に充分なエネルギー量を与えないうちに「電気刺激による痛み」が出易いようです。(まぁ、骨膜と腱しかないわけですから) ですから私は、浅層入力で動く筋に関しては筋腹を挟んだ感じでおこなうことが多いです。(深層の場合は、針を用います) ちょっと斜めに走行している筋等の場合は、貴方が仰るように 骨への付着部―筋腹 というやり方を使う場合が多いかな。 (モーターポイントに関しては幾つも文献が出ていますが、熟読していません。勉強せねば。汗) 単に、筋の求心性収縮力=筋断面積をUPさせる目的であれば、疼痛を感じない範囲内で最強の電気量を加えた方が効果は高まります。 但、神経からの指令とは異なり「疲労しない微妙なコントロール」は出来ませんから、時間や強度のコントロールには気を遣ってください。基本的に、オーバーロードによって筋の微笑破壊が起き、それを修復しながら筋線維が増えるわけです。 ですから、軽いEx.でしたら頻度は高くても良いでしょうけれど、ある程度強い刺激を入れる場合は、それ相応の修復時間が必要になります。 また、覚醒度や知覚が低下している症例の場合は、患者様の感覚による「強さのフィードバック」がもらえませんので、筋を破壊しないよう留意してください。 中枢からの抑制が取れている患者さんの場合は、全体的に閾値が低下していますから、電気量を上げると、拮抗筋をはじめ余計な筋肉にも電気刺激が入ってしまう場合があります。どの筋に入力するのか明確に狙っていかないと、筋は付いたけど分離運動出来なくなってしまった なんて事態に陥りかねませんので気を付けてください。 EMSに関しては勉強不足を否めない私ですが、少しでもご参考になれば幸いです。(何か良さそうな本があったら逆に教えて欲しいです。マジです。笑) 該当患者様のReha.が上手くいくと良いですね。お仕事頑張ってくださいね!