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人工内耳装用者の聞こえについて
人工内耳置換術を受けた人の聞こえについて質問します。例えば,マイクの感度が30~60dBだとして,80dBの大きな音がしたとします。この場合,人工内耳の方には80dBの音は60dBに圧縮されます。圧縮されるということはどのように聞こえるのでしょうか。歪んだ音になるのでしょうか。それとも単に60dBに小さくなるだけなのでしょうか。また,それとは違った聞こえ方なのでしょうか。
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ご質問の件ですが、マイクロホンの利得を超えた過大な音が入ってきた場合の聴こえ方(体感)は、デジタル補聴器を装用した場合と同様、ほんとうに個人差が大きいようです。 原理的には、ご質問のとおり「圧縮」されるはずなのですが、実際の体感としては、非常に大きな音に感じられたり、あるいは、くぐもった音(ある種の歪み)に聴こえたりと、その聴こえ方は一定ではないようです。 特に、会話領域の音がそのように聴こえてしまうとつらいようで、ただ単にdBの値(音の強さ)だけではなく、Hzの値(音の高さ)とも連動しているのではないかと思います。 いずれにしても、「このような聴こえになる」と一概に言うことはできないようです。 それだけ、人間の耳が複雑かつ未知の世界だ、ということになると思いますが、ただただ電極を埋め込んで聴神経の働きを補っても、実際問題として会話が困難なままで終わってしまう方もおられますから、まだまだなかなかむずかしいものが多いようですね。