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ハチミツって腐らないのでしょうか?
家にハチミツを常備しています。 フト思ったのですが、砂糖とかハチミツとかは(多分) 腐らないですよね? それは、どうしてですか? 「化学」の分野だと正確に答えていただけるかと思い、 こちらで質問させていただきました。
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#1さんに補足です。 食品化学の分野ではこういった「微生物が食品中の水を利用できるか否か」で保存性がきまるという現象を「水分活性」として数値化し、保存性の一指標としています。
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- Ichitsubo
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>たったお酒なども同じ理由からなんですね。 酒の場合は違います。 確かに塩漬けや砂糖漬けなどと同じように「浸透圧」の関係もありますが、加えて酒のアルコールであるエタノールの殺菌作用によるところもあります。 正確な話、塩にも砂糖にも殺菌作用はありません。浸透圧によるこの作用は濃い水溶液(や結晶そのもの)の性質であり、塩だから、砂糖だから、と言うものではありません。 エタノールの殺菌作用はエタノールだから示される性質です。
お礼
「エタノール」の殺菌作用だったのですね。 私の質問から、いろんなことを勉強させていただきました。 どうもありがとうございました。
- ht1914
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こんなのどう思われますか。 高校1年生に塩と砂糖の区別の仕方を聞いたことがあります。2つや3つはすぐに言うことが出来るだろうと挑発します。いろんな方法を言います。その中に「ナメクジにかけて溶けてしまったら塩、砂糖ではそういうことは起こらない」というのがたいていあります。「浸透圧が原因でそういうことが起こるのならば砂糖でも同じ事が起こる」と言うと不思議そうな顔をします。昔、砂糖は塩に比べて貴重品だった、同じ効果を出そうとするとかなりの量の砂糖が必要になる、等が砂糖を使わなかった理由でしょう。 塩には殺菌作用、防腐作用があると考えている人は多いです。それに比べると砂糖にも同じ働きがあると考えている人は少ないのではないでしょうか。でもその働きの理由が#1の方の言われているようなものであればどちらにもあるはずです。
お礼
砂糖にも、「殺菌作用・防腐作用がある」ということですね。 そこまでは考えが及びませんでした。 考えると、塩とか薬品とかに殺菌作用があるというのも、 素人からすると不思議なことですね。 どうもありがとうございました。
- Ichitsubo
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あまりに"濃い"からです。 腐ると言うことは微生物が繁殖し、分解を受けると言うことです。微生物が生きていけない環境では腐りません。 砂糖や蜂蜜は、細胞内の水分を浸透圧の作用で吸い取ってしまうため生物が生きてゆけません。(砂糖などに限らず、すべての溶液における作用です。)なので、シロップ漬け、砂糖漬けが保存食品となり得るのです。
お礼
なるほど、そういうことだったんですね。 そう言えば、何十年・何百年たったお酒なども同じ理由からなんですね。 お酒に関しても、今まで不思議に思っていました。 どうもありがとうございました。
お礼
少々難しかったですが、興味深く読ませていただきました。 いろんな食品の「水分活性」も知ることができ、勉強にもなりました。 知らない分野のことだったので、とても面白かったです。 どうもありがとうございました。