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破綻銀行の設定した根抵当権の抹消

第一相互銀行の時代に設定された根抵当権を抹消したいと考えています。ところが、この銀行は経営が悪化したため、太平洋銀行、わかしお銀行などの名称を経て、現在ではその業務を三井住友銀行が管理しています。根抵当権を抹消したい旨、三井住友銀行に伝えたところ、「合併ではなく、限定された業務引き継ぎ(債権譲渡)だったので費用が発生します。破産管財人だった弁護士の手数料を負担してください。」との事。 銀行側の都合で業務が引き継がれたのに、顧客側に費用負担させるのはおかしい思いませんか? 納得できないので手続きは現在保留中です。どなたかアドバイスをお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • mahopie
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回答No.2

余談ですが、現在の三井住友銀行は旧「わかしお銀行」を存続母体としておりますので、銀行自体は平成8年6月設立と業歴わずか10年程度の非上場会社であり(上場SMFGの100%子会社)、明治9年日本二番目の民間銀行の三井銀行も明治28年設立の住友銀行も法律上では既に消滅しております。 http://www.smfg.co.jp/info/aboutus/group/index.html ご質問のケースは、平成8年の旧第一相互銀行の整理と新設わかしお銀行設立の間で会社の連続性が遮断されており、個別貸金が債権譲渡されているだけ、という点に起因しているようですが、同じような例は旧三井・住友銀行取引顧客の担保においても発生しています。 通常銀行業務では、合併による消滅銀行顧客の担保権については銀行側の費用負担で、担保への移転事由が発生する都度権利者を新銀行への根抵当権の移転を行い、新銀行に担保権を移転した上で取引の継続を図っています。 ということで、費用だけのことを言えば本件の場合には、質問者が現状の三井住友銀行で取引継続を希望(新規に借入を発生させる)すれば、旧第一相互銀行時代の担保を銀行側の費用負担で新銀行へ移転させるのではないかと考えますが、これでは目的と手段が逆転するので質問者が望む回答にはならないのでしょう。

bune
質問者

お礼

>まさにこの点が銀行側の主張するところです。 やはり同じ銀行が同じような問題を起こしていたのですね!参考になりました。ちなみに昨日、銀行側から折衷案という形で、千円だけ手数料を負担して欲しいという申し入れがあり、解決いたしました。おそらく実費にも満たない額のはずですが、全面的に銀行負担したという前例にはしたくなかったようです。 >担保を銀行側の費用負担で新銀行へ移転 これはバブル時代に設定した価格ということもあり、銀行も受け入れ難いと思います。私自身も借り入れ予定はありませんが、ケースによっては選択肢として有りだと思います。

その他の回答 (1)

  • gulgul
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回答No.1

まず第一に、担保の設定や抹消のための費用負担一般については債務者負担とする、というような約定が契約書か約款で定められていることが普通だと思います。 次に、銀行が破綻した際に、なぜ根抵当権を抹消しなかったのでしょうか。上記のとおり、費用一般が債務者負担というのが普通ですが、そのときであれば特別な費用は不要だったと思います。 極端に言えば、(金融機関側からすれば)債務者が借入をするという「都合」のために根抵当権を設定したのであって、抹消するときに金融機関に費用負担させるのはおかしい、ということなのだと思います。 サービスという点からすればいろいろ考えさせられる点はありますが、ビジネスですから、やむを得ないのではないかと思います。 ご不満なことが多々あるとお察ししますが(私も個人的には、今の金融機関はずいぶん勝手だとは思っています)、破綻するような金融機関を選択したということも含めて、受け入れざるを得ないのではないでしょうか。

bune
質問者

お礼

>契約書か約款で定められている 単純な抹消費用と(銀行が)手続きを怠ったための増加分とでは性質が異なります。銀行が破綻した場合を想定した費用負担までは明記されていません。 >銀行が破綻した際に、なぜ根抵当権を抹消しなかったのでしょうか 銀行は「破綻という表現」は決して使いません。合併という表現をするだけで、業務の引継ぎに関する契約内容や詳細までは通知して来ません。銀行の統合や名称変更の度に銀行間の契約内容を確認し、登記までし直す人がどれだけいるでしょうか?「**に引き継がれます」という説明だけでした。銀行側も利用者側のミスでないことは認めています。 >借入をするという「都合」のために根抵当権を設定 これも感覚に温度差がありますね。銀行はお金を貸すのが業務であって、借りる側の都合だけで成り立っているわけではありません。取引なのですから立場は全く対等です。しかも当時はバブルな時期でしたから銀行はお金を貸したくて仕方ない時でもあった訳です。 貸すほうが立場が上という見方が銀行を増長させる要因になることをお忘れなく。 >破綻するような金融機関を選択したということも 当時はまだ、金融が自由化されておらず、もっと公共性の高い機関として特別な扱いになっていました。 現在でこそ破綻した場合は自己責任ですが、時代が違います。

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