「フライパンを育てる」って本当にプロもやってる?
鉄のフライパンは洗剤を使わずに洗うようにして油を残すようにすると、食材が焼き付かない素晴らしいフライパンに育つと知り合いが得意げに言っておりました。
油での調理を繰り返して膜を作っていくという理屈のようですね。
なんか野菜くずを入れて炒めるのを油慣らし、フライパンを高温に熱して油を入れてなじませるのが油返しとか、いろいろあるようですが。
ただ、どうも眉唾もののような気がします。
酸化皮膜というものを作っていくという話らしいですが、酸化というか炭化した油が残っていくだけじゃないでしょうか?
酸化被膜の理屈を調べてみると、ちょっとやり方が違うようにも見えますし。
炭化した油によって熱が伝わりにくくなって焦げないってだけの話では?
せっかく熱が広く伝わりやすい鉄製のものを使っているのに、その特性を殺しているような気がします。
ある料理人の方は野菜くずを炒めて油をなじませるのは毎日仕事を始める前にするけど、一日の終りには洗剤使ってガシガシ洗うよと言っていました。
まあ、その人は洋食用のフライパンですが。
炭の膜を作ったらせっかく弱火や中火で調理できるものに、わざわざ強火を使わないといけなくなると笑っていました。
思ったんですが炭の膜を作るやり方って強すぎる火を使う中華料理だけの話なんじゃないでしょうか?
鍋から食材を放って火で炙るような調理がある中華は火力がすごいらしいですから、熱をあえて伝わりにくくすることでちょうど良くしてるとか。
それを勘違いした素人が知った気になって洋食用のフライパンとかでも真似し始めたとか。
本当にプロの料理人の中でも、きちんと理屈を理解した上で「フライパンを育てる」なんてことをしてる人はいるんですか?
プロだけど勘違いしてて理屈はわからないけど、とりあえずやってるって人はいそうですが。
「プロが教えるフライパンの育て方」みたいなサイトや動画があったりしますが、ただのプロだけと勘違いしてるだけのようにも見えます。
そもそも洗剤も使わずに洗った不潔なフライパンをプロが使ってるのか?とも思いますし。
まあプロはともかく火力の少ない家庭用のコンロで炭の膜をはったフライパンなんてガスの無駄ですよね?
僕に偉そうに語っていた知り合いは、強火を使いこなしてる気になって得意げになってる素人さんのようにしか見えません。
実際のところどうなんですか?
お礼
ありがとうございます。 やはり、自分でやってみることにします。 涼しい日を選んで・・・・