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2030年に向けたエネルギー受給展望について

総合資源エネルギー調査会が発表した「2030年に向けたエネルギー受給展望」によると、 全てのエネルギーが需要減という状況の中で、LPガスのみ需要増と結論づけているようです。 どんな根拠を持ってこのような結論に達しているのでしょうか? LPガスなんて、オール電化の喰い物にされる一番手でしょうし、その他産業用が急激に伸びるとも思えません。 根拠をご存じの方、回答をお願いします。

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回答No.3

自分も不思議だなと共感しました質問なので、つい調べてしまいました。 経済産業省の審議会・研究会、 http://www.meti.go.jp/committee/gizi_0000008.html#99 H16.6.16 第9回 の配布資料 http://www.meti.go.jp/committee/materials/g40616bj.html の中の「資料3 2030 年のエネルギー需給展望(中間とりまとめ原案)」 http://www.meti.go.jp/committee/downloadfiles/g40616b30j.pdf を読みますと、pdfで110ページ、記載ページでp.106に、分散型エネルギー導入量(コージェネレーション&燃料電池、燃料別)を表したグラフに、天然ガスとLPGが大幅に増加する予測が載っていました。恐らく、これがLPG全体の需要量予測に影響したと思われます。  燃料電池に必要な水素を、水素として全国に供給しようとすると水素のエネルギ密度が低いために、輸送と貯蔵のために大変なコストが必要になります。そこで分散型発電の場合、都市ガスの配管が各家庭まで届いている都市部では天然ガスを改質して水素を取り出し、都市ガスの配管が届いていない都市近郊部ではLPGが有望とされています。  更に、移動式の燃料電池を想定した場合は加圧すると液化するLPGが天然ガスに比較して容積、容器重量が有利になります。  一方で、LPGよりもエネルギ密度が高い灯油などから水素を取り出せますが、灯油を改質する際に燃料を蒸発させる装置が必要になります。 LPGは減圧すれば気体になりますので特別な蒸発器は不要です。  結果として灯油よりもLPGの方が燃料改質装置全体が小型になりコストも低くなるでしょう。  燃料電池のための燃料需要は全体需要の一部分ですが現在のLPG需要が小さく、それに上乗せになるために、数字が増えたと推測できます。  

tialagold
質問者

お礼

回答有り難うございます。 確かに圧縮すると体積が相当小さくなるLPガスの優位性を武器にすれば、次世代エネルギーの柱の一つにもなり得そうですね。 また、分散型エネルギーとして、国のエネルギー政策では重要な役割を担っているようです。

その他の回答 (2)

  • nrb
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回答No.2

今更、ガスボンベなんて・・・時代はオール電化!」 実はその一部の発電は・・・ ガス発電もありますので・・・ これから本格的に導入です 現在は企業用のガス発電機が主力ですがようやく発電会社にも導入されました これから増える発電 石炭発電 ガス発電です もちろん原子力もありますが・・・  実際は 都市ガスの供給量は増えてます これは書いた内容と重複しますけどね 大きなビルでは 発電 冷房 暖房などを一気にガスでまかなう方がコストが安いので最近導入が増えてます コンビにのローソンも発電 冷房 暖房をコウジェネレータ(発電と廃熱利用)でコスト削減をしようと導入が進んでる最中ですよ 10年で投資は回収できる試算ですが・・ 家庭ではおしゃる通り減ってますが企業での使用が伸びてますよ 家庭用の減った分以上確実に使用は増えてます

  • nrb
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回答No.1

基本は当ってますよ エネルギーの基本は・・ 日本が人口が減少為に・・・エネルギーは減る    エネルギーのさらなる効率化に減る のが一般的です 実は LPガス・・・家庭で使うだけでは無いのです 他の大きな利用方法は ・タクシーでおなじみのLPガス車両 ・発電システム ・家庭用コウジェネレータ(発電と廃熱利用) LPガスの良い面は ・エネルギー効率が高い ・輸送効率が高い ・利用が少なくこれからのエネルギーであり、石油に代わるエネルギーです これから需要に備えて国家備蓄も数倍にする計画もあります 国も石油からさらなる脱却の為にLPGを促進してます 需要が増える一番は ・発電システムによる増加 ・ガソリンに代わる車の増加 ・家庭用及び企業用のコウジェネレータ です 最近は船もLPGで動く船がある位ですから 世界的に見てもLPGの需要増加により施設の建設が沢山起きてます 埋蔵量も莫大な物がありますので、将来人口増大につき現状の石油だけではエネルギーが賄い切れないのでLPG利用の伸びは凄いものです

tialagold
質問者

お礼

回答有り難うございます。 LPガスは将来性があるエネルギーなんですね。 昔からおなじみの「ボンベでご家庭に」のイメージが強すぎて、 「今更、ガスボンベなんて・・・時代はオール電化!」 と短絡的に考えていました。 国家備蓄を増加させる計画があるとは知っていましたが、エネルギーの未来を担う可能性があるとまでは考えが及びませんでした。 ただ現在、ガス会社は電力会社のオール電化に押されていますが、この状況が長く続けば、業界再編等の効率化はもちろん、規模の縮小もあると思っています。 都市ガスもLPガスも足下の状況は決して良いとは言えないと思いますが、その点についても回答いただけるとありがたいです。

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