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マンションの耐震強度数値

 14階建マンション管理組合役員をしていますが、施工者の大手ゼネコンに設計時の耐震強度数値を開示するよう求めたところ、1行だけ「QUN/●×△=1.06~1.43 OK」と送られました。もっと大量の資料がくるものと思っていたため拍子抜けしました。数値の意味は恐らく1~14階それぞれの強度だと理解しているのですが、設計段階での安心の資料として、これで十分なものと判断できるのでしょうか。ご教授ください。

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noname#65504
noname#65504
回答No.4

安心といえる判断基準というのは、耐震基準しかないでしょう。 そして設計を行う上で、構造計算の数値が基準にあっているかどうかで、判断する程度です。 値が1より大きいかどうかで判断して設計しているだけです。 設計当時の社会状況で行った設計としては、その当時としては十分なデータであったといえると思います(当時はこんな数値を示す必要は確認申請に対してだけです)。 偽造建物もこの数値を元に安全(1以上)、補強(0.5以上)、建て替え(0.5以下)を判断しています。なお、0.5という数値によるくわけは、全く根拠のない数値です。 安全を確実にする方法は以下のような問題がありほとんど、できないと思ってください。 1.耐震基準が正しいのかどうか不明 2.構造計算にミスがなかったかどうか 3.施工がミスがなく正しく行われたかどうか 3は鉄筋コンクリートの場合コンクリートに覆われ、鉄筋は判断できません。推定する方法などもあることはありますが、精度は十分ではありません。コストもかなりかかります。費用はどこが負担するかという問題もありますが、不安がある場合は通常以下の条件で検査することになります。 1)問題があった場合 検査費・補修費は施工業者持ち 2)問題がなかった場合施主持ち 2の構造設計のミスはあってはならないのですが、耐震偽造問題で明らかなようにチェック期間の検査は不十分な状態で、建築確認が行われていました。 偽造をしていなくとも、単純なミスが見逃されている場合も考えられます。 これは、当時の設計者側から提出してもらっても、信頼性は低いですから、第3者の構造設計者によるチェックを行う以外にないでしょう。 1の問題は考えても仕方ないことですが、これが適当でないということはいわゆる旧耐震基準(1981年以前)で設計された建物のかなりの割合で、現行の耐震基準を満足していない、阪神淡路大震災で倒壊・大被害を受けたという状況もありますので、本当に基準が正しいかどうかは確実ではありません。 なお、現在はコンピュータを利用して設計するのが普通ですので、大量のデータを見せてもらっても、一般の人には理解できませんし、説明することも難しいです。そこで、耐震偽造問題で一般に流通している数値を示したのではないでしょうか? 詳しい説明を求めれば返ってくるかもしれませんが、事前にそれを理解する知識を仕入れておく必要があります。

rijityou
質問者

お礼

詳述ありがとうございます。確かに素人住人にとって、安心を得たいとしても、その数値をどの程度、どのように理解し認容するかということですね。この数値の公表の方針です。

その他の回答 (3)

noname#35575
noname#35575
回答No.3

NO、1です。具体的に言うと構造計算書ですね。但し、新築マンションでは、建築基準法の規定によって、すべて「新耐震設計法」に基づいて構造設計が行われています。というと大地震が起きても建物への被害が起こらないという印象を受けますが、そうではないと言う事は知ってらっしゃると思います。二段構えの法です。中クラスの地震に対しては被害が殆どなく、遭っても補修程度で住み続けられる性能を前提に、大クラス地震では、建物に被害は出るものの倒壊せずに居住者の命は守れる事を目標とする設計です。コンクリートの質なんかも建物の強さを左右しますし、駐車場のスペースを取るために1階部分が柱だけの構造だったり、1階が店舗などで上の住居部分より壁が少ないというマンションは単純な形より一層の補強は必要と言えます。仕上がると中味が見えません。施工する側の意識と現場監理体制が全てではないでしょうか。単に安心出来る具体的な資料ってないかも知れませんね。住民向けという事であれば、そのスーパーゼネコンの設計者にきて頂く、そして説明を受ける事では……。

  • mighty777
  • ベストアンサー率63% (51/80)
回答No.2

ご苦労様です。 「十分ですか?」と聞かれると不十分です。 計算結果として、「QUN/●×△=1.06~1.43 OK」となるのでしょうが、その根拠がなければ何の価値もありません。 ご存じかもしれませんが、耐震強度について述べさせていただきます。 保有水平耐力・・・建物に横からかかる力に耐える強さ 必要保有水平体力・・・建物が震度6程度の大地震で倒れないために必要な力 耐震基準1.0以上というのは 保有水平体力/必要保有水平体力=1.0以上となります。 しかし、この計算結果に至るまでには、建物の構造、各部材(梁、柱、壁等)の強度から算出します。 よって、この強度を「仮定」で入力することもできます。 計算結果だけではなく、設計図面、構造計算書等を入手し、有識者(第三者)に確認していただいた方が賢明です。

rijityou
質問者

お礼

ありがとうございます。当マンションは平成12年築のスーパーゼネコン設計施工管理で、設計図面等はすべてあります。よって、住民向けにはゼネコンからの確たる返答で終結させたいところではあります。難しいところです。

noname#35575
noname#35575
回答No.1

先方としては、単に耐震強度数値を示しただけだと思います。建築基準法(施工令)では、建物の保有水平耐力(Qu)が必要保有水平耐力(Qun)以上でなければならないとされてます。要するに数値は、1,0以上の強度が必要かと……。1.06~1.43OKと!書かれているので合格ですね。でも、結論から言うと親切味がないですね。それと素人が見ても結構わからないと思います。おまけに耐震偽装?いまのところ信じるほかないような気がします。ゼネコン担当者そのものが分からない事もありです。書類もかなり探さなくてはならないし面倒なと、担当者は思っているはずです。遠慮せずに、「安心と言える根拠を示してください」って尋ねられたらどうでしょうか?

rijityou
質問者

お礼

ありがとうございます。当マンションの補足事項は別に記載したとおりですが、「安心といえる根拠」とは具体的に我々から何を求めればよいのでしょう

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