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文学作品で、「恋愛」のテーマが最も多く取り上げられる理由(早めのご回答をお願い致します)
文学作品の中で、どうして「恋愛」のテーマが最も多く取り上げられるのでしょうか? 分かり易くて、なるべく詳しくご回答をお願い致します。 *宿題なのですが、自分なりに調べても分からなかったので、ご存知の方お願い致します。
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便宜上「作者側」と「読者側」にわけましたが、境界は曖昧です。 ○作者の視点から 1.話を作りやすい。 SFやファンタジーなどを主体とするとき、その世界観の設定ではやくも壁が現れます。 まぁ、「灼眼のシャナ」のような例外はありますが。 2.構想を練りやすい。 男女を登場させて、くっつけたい組に障害をぶつけるだけで、ある程度話ができます。 3.話を動かしやすい。 女心は秋の空。バトル物では、レベル挙げのためのスライム狩りやなんか激しそうな修行でマンネリしやすいですが、男女間の心情は移ろいやすいです。 てきどにハラハラ感が出せて、かつ不自然ではない興奮と緊張をかもし出せます。 4.結末がはっきりしやすい。 読者はハッピーエンドを好みます。くっつくか別れるか、主な選択肢は二択ですので、「されど罪人は竜と踊る」のような結末は避けられます。 ○読者の視点から 1.理解しやすい。 SFやファンタジーなどは、世界観を理解するまでかなり苦労します。飲み込むまでに気疲れし、世界観の設定だけでいっぱいいっぱいになってしまいます。 その分、恋愛は男女の色恋模様のみです。最も身近で実感しやすい題材です。 2.話を読みやすい。 これまたSFやファンタジーですと、魔法やら最新技術やらで、よくない方法で先読みの展開を裏切られる可能性があります。 恋愛は、ある程度予想できます。作者も「読者はこう予想しているだろうな」とわかりますので、いい意味での裏切りができます。 3.ハッピーエンドが多い 恋愛物だけではないのですが、読者はハッピーエンドを求めています。 なにやら怪しげなSFやファンタジーですと、「もしかしたらバッドエンドかも」と読者はしり込みしてしまうわけです。 これが最大の要因だと思いますが、 恋愛は読んでいて最も楽しいジャンルです。 簡単に一喜一憂できます。主人公への感情移入も容易にできますし、現実離れしていないので読書のトリップ感がよりいっそう感じられるのだと思います。 ライトノベルは若い人向けですので、バトル系が多いですが、純文学などはどちらかといえば大人向けです。 現実の汚さや希望のなさから、読書中だけでも開放されたいという思いがあるのだと思います。 私が思いつくのは以上です。長文、乱文失礼いたしました。 少しでもお役にたてたら幸いです。
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- Diogenesis
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いまさらこういうツッコミは野暮かもしれませんが, 世界的な視野で見た場合, 『文学作品の中で、「恋愛」のテーマが最も多く取り上げられている』 という前提そのものが誤っている可能性があります。 たしかに日本文学の歴史の中では 万葉集の相聞歌や紫式部,近松門左衛門などに代表される 「恋愛文学」が重要な位置を占めてきたと言われますが, 同じ東洋でも中国文学やインド文学,イスラム圏の文学において 恋愛は周辺的なテーマでしかありませんでした。 西洋文学においてはどうかと言えば, たしかにホメロスもシェークスピアもドストエフスキーも恋愛を描いてはいますが, それは人間の営みの全体を描くうえでの必然性からであって 恋愛そのものがテーマとなっている作品というのはそれほど多くはないと思います。 このような観点は宿題の範囲を超えているかもしれませんが, とにかく広い視野でものごとを見ることの重要性を頭の隅に入れておいてください。
補足
あの、私が考えた宿題ではないですからそんな事を言われても困りますが。
- zephyrus
- ベストアンサー率41% (181/433)
私も自分なりの意見を述べてみます。 文学は人間を描くことにあります。 きわめて簡明に言ってしまえば、それ以外の目的はない。 それでは、その人間とは何か。 矛盾のかたまりである。 理性的であるかと思えば感情にふりまわされ、 低劣な愚行を重ねる一方で高邁な理想を抱き、 愚直で巧緻で猜疑心に長け、他者の不幸が大好きと来ていながら、 妙に善意に満ち、時として神々しいほどに崇高な瞬間があります。 喜怒哀楽とは人間にこそふさわしい言葉ではないでしょうか。 その人間の、まぎれもない一員である自分という存在の不思議。 これらほとんどすべての要素が網羅されているのが恋愛という事件です。 作家が書き切りたいと願っている「人間とは何か」「人間とはどのようであるのか」 という永遠のテーマが、恋愛の発生から消滅までのあいだにギュウッと濃縮されて入ってる。 過去から連綿としてあったことだし、人間が人間である限り今後もなくなりそうもない感情の熱病。 社会風俗など取り入れれば、さまざまにヴァリエーションも可能です。 それに、誰が誰を好きになってどうなった、という話題は誰しも興味を抱くところ。 苦しくて惨めでエゴイスティックで華やかなのが恋愛です。 書きでがあって読みでがある。万人に好まれるテーマではないでしょうか。
補足
申し訳ありませんが、いまいち分かりません。 もう少し分かり易く説明して頂けないでしょうか?
- tamanoi
- ベストアンサー率16% (1/6)
深く考えず 1、ほぼ万人共通のテーマになりうるから 2、説得力があるから 3、理論的な話の組み立ての中に、中心に人が人を思う気持ちが ひとつ入っていると、かなり魅力的な作品となるから(と私は感じる・・) 4、人を思う気持ちから、状況が翻弄される物語はロマンチック(と思う) 箇条書きに挙げてみました。 恋愛抜きの話も面白いものはありますが・・
お礼
分かり易いご回答を有り難う御座います。 なるほどですね。 その通りだなと思います。 参考になりました。 どうも有り難う御座いました。
- gohantubu
- ベストアンサー率20% (19/93)
いくら調べたって正解なんてありません。自分の思う事を書いてみましょう。 以下は私の意見です。勿論正解なんかじゃありません。参考にしてもしなくてもいいです。 人間には性欲があります。動物として繁殖するためにセックスを望む欲望です。 また、人間にはエゴもあります。本能的な欲望を否定し、公共のために貢献しようとする事でいい気分になろうという欲望です。 この2つが混ざるとどうなるかと言うと・・・ エロい事をストレートに書いては下品だとされます。それでは社会に反発され、エゴに反するので、できるだけ屁理屈をこねて性欲を綺麗な言葉で表すと・・・恋愛になります。 エゴと性欲の両方を満たす不思議で便利な概念が恋愛です。 人間は果てしなく欲深い動物なので、性欲も満たしたい、エゴも満たしたいといった我侭が恋愛というテーマを非常にポピュラーな物にしているのです。
お礼
ご回答有り難う御座います。 正解はないですか? 文学作品に一番多く取り上げられているそうだから、調べれば分かると思ったのですが。 参考にさせて頂くと同時に、自分なりに考えてみます。
- London88
- ベストアンサー率12% (6/50)
生物と、非生物の違いは何か? それは、『生物は自己増殖する』 ということではないでしょうか。 つまり、生殖行為は、『生きている事』 の本質ではないでしょうか? だから、生殖行為つまり恋愛が語られるんじゃないですか?
補足
申し訳ありませんが、仰られている事の意味が余り分かりません。 もう少し分かり易く説明して頂けないでしょうか?
お礼
分かり易くて詳しいご回答を有り難う御座います。 まずは、「作者側」と「読者側」に分かれるのですね。 納得です。 「作者側」の4と「読者側」の3、「読者側」の2は特に頷けました。 大変参考になりました。 本当に有り難う御座いました。