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遠心分離について

遠心分離を行う際、粒子(あるいは成分)の荷電状態というのはどの程度影響するものでしょうか?静電反発が強いと分離するのに回転数を増やすなど工夫が必要でしょうか?それとも分子量の大小に比較すると問題にならない程度でしょうか?

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  • tetujin3
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回答No.1

溶液中の微小粒子に働く遠心力と抵抗力は等しいことから,遠心分離における粒子の沈降速度は次式で表されます。  v=d2(ρp-ρl)g/18μ   d: 粒子直径   ρp: 粒子の浮游密度    ρl: 液相の密度   g: 遠心力場の加速度   μ: 液相の粘度   v: 沈降速度 すなわち,粒子の荷電状態は,沈降速度の因子ではありません。 ただし,荷電状態によっては粒子の凝集が起こり,粒子の見かけ直径dが 増大します。つまり,沈降速度は増大します。

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