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DNAの系統関係と個体差
系統関係(例えば人とイヌ)の違いはDNAの塩基配列の違いと学習しました。が、(どこにある、何のDNAでしょうか?)また人間の個体差は、何の違いによって生じるのでしょうか?(やはりDNAの塩基配列?)もうひとつ、人ゲノムの全塩基配列が解読されたといいますが、人の持つ“全”DNA情報とは?頭がこんがらがって、わけがわからなくなってしまいました・・質問の意味も変かもしれませんが、DNA、ゲノム、遺伝子、染色体 などについて教えていただきたいです。
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DNAは生物の細胞すべてが持っているものです。人間で言えば身体のどの部分の細胞にも全く同じ構造のDNAが存在しています。 染色体は遺伝子の集合体で、遺伝子の中身がDNAということですね。ゲノムは染色体に含まれる遺伝子全体の総称です。 ですから犬と人間の遺伝子の違いを見るときどの部分でも任意の細胞を一つずつ持ってくればいいのです。
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- Chicago243
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DNAは生物の設計図といわれています。真核生物の場合この設計図に相当するDNAのほぼすべてが核にある染色体にそんざいします。この設計図が人用にできているか、犬用にできているかということです。 なんのDNAの違いかについては全般的に違いますので一概にいうことができません。ただ、いえることは犬も人と同様インスリンというたんぱく質を持っていますが、たんぱく質のアミノ酸はDNAの塩基配列で決まります。犬のインスリンのDNAの塩基配列は犬用の配列を持っていますし人は人用です。また、たんぱく質の配列をコードしてない塩基配列もDNAのなかにあります。このような配列が一概に何をしているかというのは分からないことも多いので、説明できませんが、こういう配列も犬は犬用のものを持っているといってもいいかと思います。 人間の個体差はDNAの塩基配列によるところがかなりを占めると思います。たとえばこのように考えてください。何人かの建築設計士に全くおんなじビルの設計を頼んだとします。同じビルの設計図、つまり人用の設計図とおもってください。一見全く同じビル(人用)設計図です。それに基づいてビルをたてると、外観、構造とか一見全く一緒のビルができあがります。でも、設計士Aは窓ガラスにメーカーXのものを、設計士BはメーカーYのものを指定したとします。断熱効果が少し違って、Aのビルは冬Bより寒いかもしれません。言いたいことはこの程度の違いが人の塩基配列のなかに存在して個性を生み出していると考えられています。この様な塩基配列の違いをSNPSとかポリモーフィズムといっています。 DNA、ゲノム、遺伝子、染色体の言葉の解説は手を抜きますがウィキペディアとか参照にされてはどうですか? http://ja.wikipedia.org/wiki/DNA http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93