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MTでギアをガリガリやるのはどれぐらい車に悪いの?
MTを運転されている方の多くは、 シフトレバーの操作が完全に終わっていない状態でクラッチを離してしまい、 ガリガリ!というすさまじい音を聞いてはっと驚いた、 なんて経験をされていると思います。 実は私、けっこうそれをやる頻度が高くて、 1~2ヵ月に1回ぐらいのペースでガリガリやってたりします。 (現在の車も新車で購入後8ヵ月で既に5~6回ガリガリやっています) 音から察するに車のどこかに少なからずダメージがありそうだというのはわかりますが、 その程度がどれほどのものか、興味として知りたいと思いました。 ということで、ガリガリやってしまったときに、 ・具体的にどの部位にダメージがあるか ・どれぐらい車を傷めるか(またはどれぐらいやると壊れるか) についてお教え下さい。
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#4の方が言われるスリーブとはシャフト上を移動できるようになっているもので、このスリーブにあるスプライン(周囲がギザギザになってる部分)とギアのスプラインが噛合う事によって、ギアとシャフトがロックされるようになっています。シフトレバーはシフトフォークと呼ばれる先が二股に分かれたレバーを介して、このスリーブを移動させ、必要なギアのみをシャフトとつなげるようになっています。このスリーブのギアと噛合う部分は先端が斜めにカットされていて、容易にギア側のスプラインと噛合うようにできていますが、この部分が当たった状態の時にクラッチを離してしまうと、噛合いそうになっていたスプラインがはじかれたガリガリと音を立てるのです。
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- umetan
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No.4の補足です。スリーブの事はNo.5の方が説明してくださっている通りです。 スリーブはそのスリーブの前後の位置にある、ギアを移動します。ほとんどの車は、1速と2速、3速と4速、5速とバックギアを移動します。 バックギアにはシンクロ機能がついていないので、バックギアではガリガリとなりやすいのです。(バックギアは必ず止まってやるものなので) バックギアで、ガリガリとするとスリーブのスプライン部にバリが出来て、その反対にある、5速に入らなくなります。 わからない事がありましたら、また質問してください。
お礼
ありがとうございました。 何気にいじっているシフトパターンにも、 実はそういう機械的なからくりがあったのですね。 で、入りにくくなる直接的な原因は、 噛み合い部分のバリなわけですね。 ガリガリ音が鳴る仕組み、 めちゃくちゃやらない限りはそう滅多に壊れるものではないこと、 などなどいろいろよくわかりました。 ご回答くださいました皆様に、 この欄をお借りしてお礼を申し上げます。 ありがとうございました。
図解が出ていてわかりやすく説明されたサイトがありますので参考にしてください。 ただしシンクロメッシュ機構は省かれていますがおおよそのことはわかると思います。
- umetan
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こんにちは。MTでの変速はシンクロナイザーリングによってギヤとスリーブの回転速度が同じになって、かみ合います。 ガリガリという音は、お互いの歯がかみ合う前にクラッチを離すとせっかく合った回転数がお互いに変化して当たってなります。 その事により、ギヤとスリーブの突起部分が変形してしまいます。 症状でよくなりやすいのは、バックギアの時で音が鳴った場合は、その反対の位置にある5速に入らなくなります。特に気を付けてください。 たまにやるくらいなら、車は壊れる事はないと思います。やらないに越した事はありませんが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「スリーブ」とは、下のご回答の「シャフト」に相当するものでしょうか。 やっぱりたまにやるぐらいなら壊れはしない、ということですね。 安心しました。 あ、でも、安心してガリガリなんてしませんよ。 ガリガリ自体心臓に悪いですから(笑 バックで鳴ったときに5速に入りにくくなる、という症状は興味深いです。 もしよろしければ、その理由についてもお教え下さいませんでしょうか。
トランスミッション内部に組み込まれたシンクロメッシュ機構にダメージを与えます。通常の常時噛合式のトランスミッションでは、バックを除くすべてのギアは常に噛合って回っています。そのうちの必要な組み合わせのみがシャフトとロックされていて、その他は空回りしている状態になっています。このシャフトと選択されたギアをロックする機構がシンクロナイザーと呼ばれるので、ギアとシャフトの回転を同期させる部分(一種の摩擦クラッチのようなもの)とギアとシャフトをしっかり勘合させる部分で構成されています。ガリガリと言う音はこの勘合が不完全な状態でクラッチをつないでしまった時に起こるもので、ギアとシンクロナイザーハブの勘合部が激しくぶつかりあう音です。シンクロナイザーにも複数のタイプがありますが、軽微なものであれば、よほど繰り返さない限り直接故障に結びつくことはすくないはずです。しかし、レーシングユースなどの高回転・高負荷状態でのシフトミスによる物は、一瞬でトランスミッションを破壊する場合もあります。 シンクロメッシュ機構に異常をきたすとシフト操作してもギアの入りが非常に悪くなったり、特定のギアにシフトできなくなるなどのトラブルが出ます。特定のギアでのミスシフトが重なっていると割と短期間(1年~2年程度)でシンクロメッシュ機構がだめになってしまう場合もあります。そうなってしまうとかなり高額な修理費用が必要になりますので、運転操作には注意することをお勧めします。 具体的には確実なクラッチワークとシフトワークが最重要なのはいうまでもありませんが、アクセルワークも重要なポイントです。シフトアップ操作をする時にアクセル完全に離していないため、エンジンの回転が上がってしまい、シフトアップ後のエンジン回転数と大きくかけ離れていたり、シフトダウンの時に急激に操作しすぎていたり、一段飛ばして操作しているなどの無理をすると、シンクロメッシュ機構には大きなストレスとなります。急激なシフトダウンが必要な場合は、クラッチを踏み込んだ時にアクセル踏み込んで、シフトダウン後のエンジン回転数にエンジン回転数を合わせてやるとシンクロメッシュ機構に掛かる負担を低減できます。ただし、しっかりと回転数を合わせられずむやみに回転をあげるようなラフな操作では逆効果です。
お礼
ご丁寧なご回答ありがとうございます。 トランスミッションに関する知識が皆無に等しいので一応確認ですが、 各速のギアがそれぞれエンジンに直結している状態で、 それぞれの速さでグリグリ回っているところに、 クラッチを切るとどこからも動力が加わらないシャフトとかいうのをガチョンとつなげる、 つながったらクラッチをつなげて駆動輪に動力が伝わる、 でもシャフトに動力をつなげるためには同期しなくちゃいけないから、 レバー操作時にシンクロとかいうものがうまいこと回転数を合わせてくれて、 回転数がうまく合ったところで実際にシャフトとギアがつながる、 といったイメージでよいのでしょうか。 とすると、ガリガリの仕組みというのは、ギアとシャフトが同期して、 あとはつながるのみというときに、 シャフトにクラッチ側から外力を加えることによって回転速度がずれて鳴る、 という実に絶妙なタイミングで起こっているんですね。 ちゃんと自動車学校で習った通りに変速操作すれば、 ガリガリなんて滅多に起こさないってことみたいですね(笑 とりあえず、軽微なものであればちょこっとぐらい大丈夫、とのことで、 正直このお言葉で少し気分が楽になりました。
- p-21
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どれくらいで壊れるかというより 致命傷を与えれば一度に壊れてしまいます。 これをやるとシンクロのスプライン部を欠損してしまい ギアチェンジが困難になります バックギアの場合は歯車自体を欠損する場合もあります ギアチェンジはニュートラルで間をとって落ち着いて する事がベターです
お礼
アドバイスありがとうございます。 主にシンクロのスプライン部、というのが壊れるんですね。 ところで、致命傷というのがいまいちどんなものかよくわかりませんので、 具体的にどんなことが致命傷になるのかお教え下さいませんでしょうか。 >ギアチェンジはニュートラルで間をとって落ち着いて はずかしながら、レバーの動作が落ち着いていても、 私の左足がどうやらせっかちらしく、時々ガリガリやってしまうようです。
専門的なことは何も分かりませんが、俺も話が聞きたいので便乗させてください。 俺の場合、もっと多いです。 俺の車はもう古くて、回転数が合わないと、クラッチを完全に踏んでいてもガリガリなってしまいます。 最近は少なくなりましたが、最初の頃はそれこそ3日に1回はやってました。 でも今のところ、これといったギアボックス周りの異常は起きてないです。 もちろん気になってはいますが(^_^;
お礼
ご回答ありがとうございます。 もしや自分より強者が?と一瞬思いましたが、 deagle さんのご事情ですと別の要因がありそうですね。 私も前の車(軽)で質問文よりもうちょっと多い頻度でガリガリやってましたが、 4年ちょい、距離にして13万キロでもギアボックスやクラッチに異常はなかったです。 でも、やっぱり気になりますよね(^^;;;
お礼
ガリガリやると「あーあ、歯車削っちゃったよ」なんて言いますが、 実はスプラインを削っていた、ということなのですね。 トランスミッションの構造もとてもよくわかりました。 ありがとうございました。