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ゴシック建築がフランス西北部に集中しているのはなぜ?
フランスの「ロマネスク」「ゴシック」建築の分布を見ると、なぜかゴシック建築がルーアン、シャルトル、アミアンランス、パリなどフランス西北部に集中しています。なぜでしょうか?
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フランス以外の国で、ゴシック建築の集中している場所を調べてみてください。 イギリス南部、ドイツ北西部になります。 そこに、北フランスを加えますと、一つの大きな地域となります。 ゴシック建築が盛んになるころの歴史事件として、イギリスのプランタジネット家の存在があります。 北フランスのノルマンディ・アンジューを本拠地とし、イギリス王を兼ねたプランタジネット家は、ドイツ最大の貴族ヴェルフィン家と同盟を結び、フランス王家(カペー家)、ドイツ王家(シュタウフェン家)と対立し、戦闘を繰り返します。 ゴシック建築が、際立って多いのは、この4家にかかわる地区です。 当時南フランスは、フランス王国に属していても、フランス国王の力の及ばない地域でした。 (南フランスに、フランス王権が延びるのは、アルビジョワ十字軍以降になります。) そういった事情から、ゴシック様式が流行した地域が、限られた地域内だけだったと推測されます。 ちなみに、ゴシック様式が流行した地域では、ゴート族は定住していません。(ほとんど通過もしていません) 東ゴート族は、イタリアに、西ゴート族は、南フランスからスペインにかけて定住しています。 また、東ゴートは553年、西ゴートは711年滅亡しています。 ゴシックの流行が、1100年以降ですから、ゴート族と直接関係はありえないと考えるべきでしょう。
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- asakusacologne
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ゴート族 という民族が その辺りに住んでいたからです。 あまり 詳しくは存じ上げませんが “ゴシック”という言葉は 上記 ゴート族が訛ったり変化したりして 出来た言葉です。 何か 迫害を受けていたみたいです。 と いう事は 移動しながら栄えた民族かもしれませんね(←コレ憶測)。 ですから 民族の事を調べてみれば 分かると思いますよ。 あとは ゴスロリ関連の本ですね。 お近くに ゴスロリさんや ゴシック皇子様は いらっしゃいませんか? その手の人達は 詳しいですよ。
お礼
とってもわかりやすく、また、とっても筋のとおった解説でした! どうやったら nacam さんみたいに博識になれるのでしょうか?