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古典における薬について
中世説話を勉強しているのですが、今昔物語集の中で、医師の 忠明という人物が、竜の姿をみて意識を失ってしまった人への 治療としてこれこれの「灰」を使えと助言します。この時代、そういう 薬用の灰はどんなものがあったのでしょうか?気付け用(?)の灰なんてものもあったのでしょうか・・。 どう調べてよいかわからず質問させていただきました。 ご協力お願いします!
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- Big-Baby
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小学館の日本古典文学全集を持ってます。「当時の薬用の灰として・・・」という注がついていますね。(本草和名・康頼本草)とありますから、本草和名や康頼本草を参照されてはいかがでしょう。他にも本草書はたくさんあると思います。古い医学書を一冊持ってますが、そこにもあるいかがわしい灰の処方が書いてありました(^^; いうまでもないことですが、「かまのそこのはひ」は植物の灰ではなく、ただの「釜の底の灰」です。そんなものが効くのかいかがわしいですね。
- goo-par1732
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どのような「灰」なのか、欠字になっていますね。 そこで、『古典文学大系』では「アカザの灰」ではないかと、解説されています。 アカザについてご参考までに。 http://www.melma.com/backnumber_35122_535055/
補足
そうなんですよ。日本古典文学全集では、アカザノハヒ、カマノソコノハヒ、コシキワラのハヒ、アシダノヲノハヒなどが当時薬用の灰として あったと書かれています。アカザ以外どんな植物なのかわかりませんし、外傷や皮膚病に有効とされていますが、本文ではおそらく気付けの効能をもつ薬草か何かを灰にしたものを使ったのだろうと思います。 この男の症状が現在で言う何に当たるかわからないので(何しろ 原因が龍ですから・・)、せめて現在の薬用植物からそれらしい ものがないか探してみましたが、ネットじゃなかなか・・。 灰にして用いるなんて今じゃほとんどないでしょうしね・・。 漢方の類なのかもしれませんが、推測すらたてられないなんて;; 補足なのに長々とすみませんでした><
お礼
回答ありがとうございます!本草和名や康頼本草は、平安時代の 書物ですよね?浅学な自分には漢文は読めません(泣) 訳がのってる本草書なんてないですよね・・さすがに。