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このanotherは一般的な他者?

英文を下のように仮に訳してみました。 Love is the extra effort we make in our dealings with those whom we do not like and once you understand that, you understand all. This idea that love overtakes you is nonsense. This is but a polite manifestation of sex. To love another you have to undertake some fragment of their destiny. Quentin Crisp 愛とは好きでもない輩と関わり合うときに払うしんどい努力のことだ。と、こう理解できれば、すべてが理解できたことになる。愛が魂を奪うなどというのはたわごとだ。それは性欲を体よく言い換えただけのこと。他者を愛するとは、その運命の幾ばくかを共に担ってやることにほかならない。 以下の質問について、部分的で結構ですから、ご意見をお聞かせください。 (1)最後の行のlove anotherのanotherは、いわゆる普通に言う他人、他者を意味しているとしか理解できないように思うのですが、その理解でいいのでしょうか? (2)するとこれは辞書的には I don’t like this. Show me another. のanotherと同じと考えていいのでしょうか? thisとanotherが、無理に書くとたとえば、another one than thisのような関係で対比されていると理解できるように、another person than youのような関係があると? (3)このような、一般に他者を意味すると考えられるanotherの用例を他にご存知でしたらご教示くださるとありがたく思います。 (4)これはもちろん書き言葉で、しかもやや格調のある、文学的な素養を感じさせる表現のような感じを受けるのですが、この印象は妥当でしょうか? ちなみにQuentin Crispクエンティン・クリスプは、 英国の作家, 俳優、同性愛者権利運動者 (1908-1999)だそうです。 よろしくお願いいたします。

みんなの回答

noname#107878
noname#107878
回答No.2

 そこまで複雑に考える必要があるでしょうか。この場合のTo love another の another とは単に他動詞 love の目的格として someone と同じ程度の意味でしかなく、ちょっとだけ気取った言い回しなのだぐらいに受け止めればいいだけのことでしょうから。

回答No.1

(1) 一般にいう「他人,他者」でいいと思います。普通は others を用います。ただこの「他人」はまさしく「自分以外の人々」という意味であり,日本語でいう「身内でない人」という意味ではありません。 (2) others で「他人」という意味で用いるのはおそらくご存知だと思いますが,これは「自分以外の」という意味で other が用いられていています。「他」という以上,何らかの「他」の前提となる存在があるはずです。そういう意味で,よく one と the other とか,one と another を対比して説明されますが,「自分以外の」という意味では,そのような前提なく用いることができると思います。others であれば,あえて others than you とか,others than me と考えることもできると思います。  したがって,ここでは another person than you と考えられなくもないです。 (3) 知識としてあるわけではありませんが,others の例文としてよくでてくる "Be kind to others.""Do good to others." を another に置き換えて検索してみるといいと思います。  Why do our personal relationships so strongly influence whether we will be kind to another?  What is meant by unselfish love is the "constant, effective desire to do good to another." (4) これも知識としてあるわけではありませんが,ジーニアス英和辞典には,(やや古)として 「他人,自分以外の人(=others)」die for another「他人のために死ぬ」とでています。

jicar
質問者

お礼

Thanks, thanks, thanks. とくに(3)(4)に感謝します。 おもなオンライン辞書(英英・英和)では、解説や用例が確認できなかったので、(4)は辞書的確認として貴重です。 質問を貼りつけた後に、↓を見つけました。用例のみ、解説なし(これらのanotherが「自分以外の人」だというのは、検索先の説明ではなく、私の理解によるものです)。 http://www.websters-online-dictionary.org/definition/another Familiar Quotations Quintus Septimius Tertullian :See how these Christians love another. Seneca:Do everything as in the eye of another.    Whatever is well said by another, is mine. セネカの寸鉄詞(禅問答ふう?)はともかく、 わかりやすさの点で、Tertullianusテルトゥリアヌス(ローマ期のキリスト教神学者)の例は好例か――「another=自己以外の人」と読んではじめて、キリスト教教理の隣人愛という文意が明らかになるからです。 また、これら古典の引用文に用例があるということは、現代英語でも、使い方によって程度の差はあれ、擬古体とか雅語ふうに響く場合がありうると考えていいのではないかと思います。古典的なスタイルの名残り。 >ジーニアス英和辞典には,(やや古) とも符号するように思います。 おかげさまで anotherが、another person than **self「自分以外の人、他人・他者、(そういう意味での)ひと」の意味である場合があること、 古い表現との関わりを連想させる面があること、 などを確認できました。 ありがとうございました。 14:19 06/06/02