※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:高村薫「マークスの山」のスコップで殺された人は誰?ネタバレ)
高村薫「マークスの山」のスコップで殺された人は誰?ネタバレ
このQ&Aのポイント
高村薫「マークスの山」のスコップで殺された人の正体について知りたい。
高村薫の作品「マークスの山」で起きる事件や登場人物の関係性に興味があります。
「マークスの山」は難解ながらも面白い作品であり、最後のオチに驚かされました。しかし、最初の殺人事件については謎が残っています。
高村薫「マークスの山」のスコップで殺された人は誰?ネタバレ
高村薫さんの作品で一番最初に読んだのは
新刊が出たばかりの単行本「照り柿」です。
ものすごく長い話を読んだ挙句、途中の事件の
真相がうやむやな感じがして、読み終わった後、
もやもやした感じがありました。
その後、直木賞をとったぐらいだし、照り柿よりは
薄いから面白いかと「マークスの山」の単行本を
買いましたが、難解な文脈が多く、ずっと眠っていました。
それを最近、読み始めたところ、難解な文脈ながらも
面白く、先程、読み終わりました。
ただ、金庫の遺書のあたりから、アレレレ?と感じ、最後のオチにいたってはうーん・・・。
それで、気になったのが最初に大雪の小屋の玄関前で
岩田がスコップで殴り殺したのは誰なんですか?
当時の刑事のやりとりで、二十六歳というのはありましたが、名前は出てきません。
金庫の遺書にも、名前は出てこず、偶々、同じ頃に
同じ場所付近であった殺人のようでした。
でも、それなら、あんなに意味ありげに
「この雪の中、この道を通るのはおかしい」的な
描写を最初に念入りにするのはいかがなものかと。
また、同じ頃に両親が心中した少年も
その殺害現場を目撃したという文脈もなく、
偶然、同じ時期の同じ付近であった事件が
その後、偶然、泥棒に入った所の金庫で・・・
とつながっていくのが、凄い偶然続きだなぁと。
随分、昔の小説なので忘れている方も多いかと
思いますし、批判的な事を書いて申し訳ありませんが、
スコップで殺された人が誰かをわかる方が
いらしたら教えてくださると嬉しいです。
また、私の読み方不足でしたら申し訳ありません。
お礼
かなり、良いお返事をありがとうございました。 やはり、被害者の名前は、登場しなかったのですね。 あれが全ての発端であるだけに、そんな扱いというのもいかがなものかと思います。 >「岩田がなぜ、被害者を撲殺したのか」という事が気になり続けた >佐野警部の執念が、【野村の死体】を見つけだします。 という事なら、尚更、名前のみならず、被害者が何故、 普通の人が通らないあの道をあんな時間に通ったのか、 の説明が欲しかったですね。 (もちろん、Liohさんを責めているのではありません) >どうやら、岩田に撲殺された男は、 >その【野村の死体を埋めているマークス五人衆の姿】を見て、 >必死になって、山をかけおりてきたようなのです。 その描写が単行本では見当たらないように思います。 それがあれば、私の印象も随分違ったものになります。 MARKS五人衆が死体遺棄をしなければ、 その登山者も嫌なものを目撃して逃げ出す事もなく、 岩田もその登山者を撲殺する事もなかったのですから、 全てがMARKS五人衆の死体遺棄が始まりの悲劇の連鎖 という事で、かなり、納得がいきます。 >高村薫は、単行本と文庫本で、 >情景描写などの部分をなおすので、 >ほとんど別作品・・・という意見もありますが・・・。 そのようですね。 今回この質問をするにあたり、過去の質問を調べましたが、 私が単行本で難儀な文脈と感じた所も、 文庫本ではどうやら、滑らかに流れているようです。 ただし、単行本の最後の一ページが文庫本には 書かれていないようなのです。 私は最後のオチ(死体遺棄の中心人物で、尚且つ、 水沢殺害計画の首謀者なのに、生き延びて、 時効にも守られている超ラッキーな弁護士・林原) というのが、どうも嫌な感じでした。 でも、単行本の最後の一ページで少し、 救われた感じがしたのです。 それが文庫本でないとなると、どうなのかなーと。 もしかしたら、文庫本では他の所で、私が感じた 嫌な感じがしないような構成になっているのかもしれませんが。 いずれにしましても、Liohさん、ご意見ありがとうございました。