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高村薫さんの「太陽を曳く馬」について

高村薫さんの「太陽を曳く馬」の単行本が発売されました。 そこで雑誌などでもう読まれた方にお聞きしたいのですが、この作品は「晴子情歌」「新リア王」を読んでいないとわからないでしょうか? 実は高村さんの作品はほとんど読んでいるのですが「晴子情歌」は作風が変わったようで取っ付きにくく、このシリーズは読んでいないのです。 合田刑事のシリーズは大好きなので「太陽を曳く馬」の発売を楽しみにしていたのですが、帯などを見るとどちらかというと「晴子~リア王」の登場人物がメインなのかな、という感じを受けました。 「太陽~」だけ読んでもいいものか、「晴子~」から読むべきものか、どうぞ教えてください。

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  • fedotov
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回答No.2

No.1です。 福澤彰之を理解するには『晴子情歌』を読んだ方が良いですが、 読まなくても支障ありません。 津軽の資産家で有力政治家の福澤榮が、出征中の弟の嫁・晴子を 強姦して産まれたのが福澤彰之で、周囲もその事を知っている。 帰還兵の弟(画家)は、兄の子と知りつつ晴子・彰之と暮らす。 東大(理系)を出て遠洋漁業の船に乗った彰之に、晴子が手紙を送る。 (彰之の船の中の暇つぶしはアフガン編み) 予備知識は、これだけで充分です。

jlrsmama
質問者

お礼

早々にありがとうございます。 必要な知識まで書いて頂いてとても助かります^^ 早速「新リア王」「太陽を曳く馬」を注文します。 とても楽しみです。 本当にありがとうございました^^

その他の回答 (1)

  • fedotov
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回答No.1

『晴子情歌』は、さすが高村薫さんでぐいぐい読ませますが、旧漢字が多いのと、 作風が違い、合田刑事も登場しませんので、完読するのはきついかもしれません。 ただ、『新リア王』の方は、個人的に作品としても面白かったですし、合田刑事も少し登場します。 『太陽を曳く馬』で、『新リア王』での合田刑事と福澤彰之の回想シーンがありますので、 読んだ方が『太陽を曳く馬』を楽しめると思います。

jlrsmama
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 「晴子~」はパラパラとめくって「全部読むのは無理かもしれない…」と最初から諦めてしまいました_ _; 更なる質問で申し訳ないのですが、「新リア王」は「晴子情歌」を読まなくても問題ないでしょうか? ご回答を読んで、できれば「新リア王」~「太陽を曳く馬」の流れで読みたいと思ったのですが… 何度も申し訳ありませんが、宜しくお願いします。