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高村薫「マークスの山」について質問

今さらながら読みました。 「読んでおきたい本」などのランキングでは常に上位に 入るほど人気作品ということも知っています。 お恥ずかしいのですが・・・私にはとても難しく感じました。 しかも私にはどうしてマークスが被害者達を襲ったのか、動機が 最後までわかりませんでした(>_<) マークスと被害者達との接点なんて触れてましたっけ? 白骨死体となった野村と、マークスが身内なら復讐・・・という 理由で納得できるんですが。 それとも、これは動機は関係ない小説なんでしょうか?

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  • necson158
  • ベストアンサー率39% (132/332)
回答No.1

こんにちは。 確かに難しく感じられる本ですよね。 マークスが被害者たちを襲ったのは、 1.マークスが子供の頃両親が無理心中を図り生き延びていた際、その現場を見ていていたらしい。 2.作業現場で働いていた男(名前を忘れてしまいました)がシャベルで殺したという新聞記事を関連付けた(出所後図書館で一生懸命調べ物をしていたとき) 3.その老人と刑務所内で会った。 4.簡単な盗み(赤いもの)をしていたときに、木原に対しての遺書を見てしまった。 ので、マークスという名前も分かった。それから刑務所の時に関係を持った男性の「300万(でしたっけ)を企業から脅し取った」という言葉に重ね合わせてメリーゴーランドが回るように明るい山よりもっとすばらしいことが起こると思って犯行に及んだ。(しかし忘れっぽいマークスはその記憶を無意識の中にしか有さない)。 と私は読みましたが。いかがでしょうか。

kana
質問者

お礼

なるほど・・・ 私はもっと確固とした動機があると思っていたのですが、 (心中に見せかけて、実は両親を殺した復讐とか) そうでもないんですね。 早々とお返事ありがとうございました。 この本は確かに難しかったですが、考えさせられることが 多い内容でもありました。 necson158さんの意見で、かなり霧が晴れました。 どうもありがとうございました §^。^§

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  • runkazuo
  • ベストアンサー率14% (1/7)
回答No.3

僕も、文庫化の前に読みました。僕も、読むのに大変苦労しました。僕は、加害者の動機よりも何故に被害者が、あれほどMARKSからの脅迫を恐れていたのかが、理解できませんでした。「全共闘世代」というのが一つのキーワードであるとは思うのですが。ちなみに、僕は、いわゆる全共闘世代ではありません。もう少し下の世代です。 「マークスの山」は、催洋一監督で映画化されてますが、こちらは、何故、被害者がMARKSからの脅迫を恐れていたかが、よく解かります。映画は、なかなかの出来栄えです。 加害者の動機に関しては、加害者が精神を病んでいたというのが、一つのキーワードになるのではないでしょうか。 それと、マークスと被害者達との接点は、MARAKUSの一員の手紙をたまたま刑務所か精神病院で、知り得たという点だけではないでしょうか。映画の方の知識ですが、原作とは、違っていたらすいませんです。 僕は、松本清張の「砂の器」(現在、テレビ放映中)にも、世代的にか似たような疑問を抱きました。こちらの方が、まだ分かりやすいですが。 回答になってなくて、どうもすいません。

kana
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 「僕も、読むのに大変苦労しました」と聞いて、 ちょっと安心してしまいました。。。。 マークスの山って映画化されていたんですね。 早速観てみようと思います。

回答No.2

こんにちは。 確かに分厚い本でしたけど恋愛としても グッ☆と来るものがありましたので3回も読み返してしまいました。 もうひとりの自分 MARKS からの問いかけ… それでも まちこさん には優しく… 彼の生い立ちや脅迫を耳にした様々な出来事。 お金さえあれば ふたり 幸せになれる ともうひとりの自分…マークスが促したのだと思っています。 彼は確かに幼い頃、排気ガスでの未遂から逃れた後遺症と虐待による嫌な思い出があったりして、 育ての親にまで襲ってしまったりしましたけど 最後に 愛する人に お金をそっと置いて行き、 ひとり山に向かって二人で見る筈だった朝日を見ながら… なのは  束縛されていたマークスから 解放されたのだと思っています。 答えになってませんが、一意見として受け止めてもらえればと思いますです。

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