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模写も絵画か?
奨励賞を得た洋画家和田義彦氏がイタリアのスギ氏の 絵を模写して、自分のオリジナルな絵として出展していたと報道されていましたが、模写絵でも、ゴッホの浮世絵の例もあるし、許される場合もあるのでしょうか? また、何故、一目で分かる模写絵を何点も出品したのでしょうか?
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個人的な意見というか、感想ですが… (1)勉強の意味で、名画などの模写をすることはよくあります。この場合あくまでも練習なので、公募展などに出品されることはあまりありません。また、公の場に出品する場合も、「模写」であるということが分かるようなタイトルをつけるのが一般的です。 (2)モナリザなどの誰でも知っている作品を、オマージュあるいは揶揄する意味などでアレンジを加えて作品にすることがあります。有名なのは、デュシャンのひげを生やしたモナリザ「L.H.O.O.Q」です。これは「誰でも知っていること」が前提となる作品なので、一般的に知られていない画家の作品を使用する場合は趣旨が変わってきます。 どちらにしても、マナーとして他人の作品を利用した場合は、それとわかるようにしなければいけないと思います。 この騒動の場合、明らかに自分のオリジナル作品として個展で発表していますし、「一緒にデッサンをしたから似ている」などという次元の類似ではないので、許されない盗作行為だと思います。 >何故、一目で分かる模写絵を何点も出品したのか? →バレないと思ったから、としか推測できません… そもそも純粋な芸術家とは、自己表現の手段として作品を描くものだと思うんです。ですから、オリジナルを追求するのが表現の楽しみであったり、意義であったりすると思います。 人の作品をそっくりそのまま自分の作品として発表する感覚は、もう「芸術家」じゃないですよね… 一体なにを目的に(楽しみに)創作してたんだろう?と思いました。
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- green1957
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あれは模写ではなく完全な盗作です。絶対に許されない恥知らずな行為です。 ゴッホの場合は、日本の浮世絵に感銘を受け、そのスタイルを模した絵であることを明確にしています。 決して自ら作り出したオリジナルのアイデアではないことをはっきりと謳っているのです。 出品理由は知りませんが「僕は三流の冴えない画家だけど一度ぐらい日の目を見たかったんだよ」 なんて、勝手に決めつけたっていいとさえ思ってます。その程度のレベルです。
お礼
回答頂きありがとうございます。 和田氏には、ルーベンスの模写が展覧会に 模写として出品されていたようですね。 それなら、アルベルト・サージ氏の模写として 堂々と出展していたらいいのに、と思いました。 模写画家としての技量はかなりのものと見受けられます。
補足
ちょっと思い違いしてました。 イタリア人画家、スーギ氏ですね。 すっかり日本で有名になってしまいました。 スーギ氏のHPを見ましたが、なかなか味のある 絵を描いている画家で、かなりの大物ですね。
お礼
回答ありがとうございます。 彼の親友の森村誠一氏は、和田氏は 長年の親友で、立派な人間だと保証してますが、 悪魔に魅入られたんでしょうね。