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E2脱離の重水素??
シクロヘキサンの真ん中をメチレン基で橋かけしていて、BrとDが隣り合っている(橋かけ部じゃない場所で立体構造はシン)化合物についてなんですが。 強塩基と反応させるとE2脱離が起こり、シン型にも関わらずBrとDで脱離するらしいのです。 本来、E2脱離はアンチ型の脱離ですよね? なぜこの場合はシン型の脱離が起こるのですか? 分子模型を組んでみたりもしたのですが、いまいちわからなくて。 結合エネルギーもC-HよりC-Dのが強いのに、なぜ脱離するんでしょうか? 教えてください。。
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noname#62864
回答No.1
環状構造のために、BrとHがアンチペリプラナーになれない、すなわち、完全なアンチ脱離ができないということでしょう。 アンチ脱離が不可能であり、SN2などの反応も困難な場合には、次善の策としてシン脱離が起こります。この時にも、アンチペリプラナーの場合と同様に、脱離によって生じる二重結合を形成するための軌道(脱離基で使われていたsp3軌道)が同一平面上にきている(シンペリプラナー)ために、立体電子効果上、好ましい配座の一つということになります。
お礼
ご回答ありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありません。 w-palace様のご回答は大変参考になりました。 ありがとうございました。