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葉緑体をもった動物は可能?
素人の考えですみません。 クローンの作成には、確か核を別の核を抜いた細胞に入れると思ったのですが、このとき、動物細胞ではなく植物細胞入れたとしたら、葉緑体をもった生物ができたりするんでしょうか?
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不可能とはいえないでしょうが、非常に困難です。 葉緑体は、独自の染色体をもち、細胞内で独自に分裂して受け継がれることから、葉緑体を動物細胞に入れてやれば良さそうに思えるかも知れません。 しかし、葉緑体の染色体には、葉緑体の形成・機能に必要な遺伝子のうち、ごく一部しか含まれず、大半は植物細胞の染色体に取り込まれてしまっています。 このことだけから考えても、葉緑体を維持するのに必要な遺伝子全てを動物細胞に導入するのは、非常に困難です。 また、それらの遺伝子は植物の細胞で機能するように出来ているので、そのまま動物の染色体に導入したとしても、とうてい適切に機能することはありません。 また、葉緑体と養分などのやり取りをする仕組みも動物細胞にはありません。 このように、一見簡単そうに見えますが、実現するのは「ほぼ不可能」と言っていいほど困難です。 遠い未来には可能になることもあり得るでしょうが…。
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- Chicago243
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この質問を見て 緑虫は動物でしょうか植物でしょうかという話を思い出しました。 ただそれだけです。すいません.
- uamp
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以下のURLにクローンに関する事がかかれています. 他の人もすでに言及されていますが,基本的には無理でしょう. 葉緑体を構成する蛋白質をコードする遺伝子の大半は核へと移行されているので,核を動物由来のものに取り替えると,葉緑体は機能しなくなると考えられます. なので,もし実験に成功し,細胞が増殖をしたとしても,葉緑体を維持するためのものがないので,消えて無くなると思われます. 余談ですが,マラリアは葉緑体由来のオルガネラを持ちますが,光合成はしません. ですので,葉緑体由来のオルガネラを持つ動物というのは非現実的である,とは断言できないとは思いますが,光合成をする,事はできないと思います.
最初の1つはそれでいいとして、それがちゃんと生物になるかどうかは実験してみないと分かりません。 そもそも動物細胞の核には「葉緑体を分裂させる」というプログラムが組み込まれていませんし。それに動物細胞の核は当然、「細胞壁が存在しない」環境での育成が前提となっているので、栄養不足に陥る可能性もあります。 1つだけはっきりと言えることは、アロエベラの細胞に熊の遺伝子を組み込んでも、モルボルにはならないということだけです。