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ドイツ語のスペリングリフォーム

90年代に入ってからドイツ語でスペリングリフォームがありましたが、変換期(新旧どちらのスペルも使ってよい時期)には、国民への対応はどうしていたのでしょうか?多くの人が古いスペルを使っていたと読んだのですが、2005年の8月以降公的に使えなくなりましたよね?どんな小さなことでも構いませんが、一番知りたいのは、 1.大人はどのようにして学校以外で新しいスペルを学んだか(地方自治体など各家庭に辞書のようなものを配布した、大人対象の無料勉強会などを開いた、など) 2.すでに古いスペルを学んでいる子供達への対応(学校側、親側など) 3.新旧スペル辞典など発行されているのか 4.実際の個人的な受け入れ率(30-40代のドイツ人の81%が反対していると読みました。これ以外の世代はどうなのでしょうか) ということです。 ドイツだけでなくオーストリアなどドイツ語圏の国ならどこの情報でも構いません。 またこのようなことが載っているサイトでも構いませんので、どうぞよろしくお願いします。

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回答No.2

ドイツ語教師です。 ドイツ語新正書法はたしか98年からだったかと思います。 ギュンター・グラスやエンデら 文学者は当時大反対していましたし 今も旧正書法で通している有識者は多いです。 FAZ(Frankfurter Allgemeine Zeitung)という 新聞はいまも新正書法に抵抗して旧正書法のはずです。 98年以降出版される辞書や教科書、公文書などは 新正書法になりましたし その変更をまとめた本も当時はたくさん 出版されました。 私も買いました。 旧⇒新 の変更はそれほど大々的なものではないです。 ちょっとルールを聞き、ちょっと気をつければ ほどなく対応できる程度のものです。 変な例えですが 漢字の細かいところや送り仮名が 時代によって少し変更になったりしますよね。 あの程度の感じです。 いまでも旧式を貫いている人は 対応できないからではなく 新正書法がきらいだからあえて抵抗しているのです。 そういう友人もたくさんいます。 私自身もプライベートでは旧式で書くことが あります。 エスツェットが減るのはむ なんだかドイツ語らしくなくて悲しいですし。 spazierengehenなども分離動詞のままがかっこいい。 しかし教師の立場では 新式に直しました。

mozuwa
質問者

お礼

ドイツ語を教えてらっしゃる方からのご回答、とても参考になります。 それほど大きな変化がなかったのなら、新正書法のみを学んだ人でも(将来)古い文献を読めるということですね。 昨年の7月末から八月初めまでドイツに行ったのですが、街中で普通にエスツェットを見かけた記憶があります。 やはり普及率はそれほど高くなさそうですね。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.3

♯2です >新正書法のみを学んだ人でも(将来) >古い文献を読めるということですね。 ええ。 ドイツ語は本質的な変化の極めて少ない言語です。 500年前にルターが書いた聖書でさえ あまり大きな問題なく 日本人の私が読めます 500年前の日本語は 古典として学ばないと読めないのに・・

noname#111031
noname#111031
回答No.1

一般にどのくらい”新正書法”が普及し実際に使われているのかは、よく知りませんが、 私は複数の友人をドイツに持っております。年配の人から大学生、専門学校生までおりますが、私自身は彼ら全員に従来の正書法で書いております。年配の人でもその人の癖だろうと思いますが、”エスツェット”を使わない人もおります。シュレースヴィッヒ・ホルシュタイン州だったと思いますが、学校教育で”新正書法”を採用しないと決議した州も有ります。新聞ではフランフルター・アルゲマイネ紙は従来の正書法を使っている筈です。また、最近バイエルン州の大臣から”新正書法”見直しの提案があり、どうも検討が始まるようです。言語学的にもかなりの異論があるようですね。 確かに、公文書などでは”新正書法”を使っているようですが、一度 友人たちに、その普及状況を尋ねて見たいと思います。 あなたのご質問の回答には全然なっておりませんが、私の知っている限りのことを書いて見ました。

mozuwa
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。 私はドイツ語を学んだ経験がないのでウェブで見る限りの意見なのですが、従来の正書法と新正書法の違いはあまり大きくないようですね?従来の正書法のみを習得している人でも新正書法で書かれた単語は全て読めるように思いました。 従来の正書法が使われている新聞があることやそれを導入しないと決めた学校があることは知りませんでした。それらを取り締まる事はしないんですね。また見直しがされるとなったら、多少なりとも混乱が予想され大変ですね。 もし普及状況などお分かりになりましたら、教えていただけないでしょうか。とても参考になる情報ありがとうございました。