- ベストアンサー
イオン濃度の問題
少し長い問題文なのですが、 H₂Sの第一,第二解離定数は25℃においてそれぞれ、9.8×10^-8mol/l,1.2×10^-15mol/lである。H₂Sの25℃,1atmにおける溶解度は0.1mol/lであるとする。CuS,NiSの溶解度積をそれぞれ4×10^-38mol²/l²,3×10^-19mol²/l²とすると,0.3M HCl酸性条件下でH₂Sを飽和させた溶液中に存在できる銅イオン,ニッケルイオンの濃度を求めよ。 という問題なのですが、なにがなんだかわかりません。 ネタバレしない範囲で結構なので宜しくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
求めるイオンの濃度を [Cu(2+)], [Ni(2+)] として,書かれている内容を式にしてみて下さい。 > H₂Sの第一,第二解離定数は25℃においてそれぞれ、9.8×10^-8mol/l,1.2×10^-15mol/l H2S ⇔ H(+) + HS(-) K1 = [H(+)][HS(-)]/[H2S] = 9.8x10^(-8) mol/L HS(-) ⇔ H(+) + S(2-) K2 = [H(+)][S(2-)]/[HS(-)] = 1.2x10^(-15) mol/L > H₂Sの25℃,1atmにおける溶解度は0.1mol/l [H2S] の飽和濃度 = 0.1 mol/L > CuS,NiSの溶解度積をそれぞれ4×10^-38mol²/l²,3×10^-19mol²/l²とする [Cu(2+)][S(2-)] = 4x10^(-38) mol^2/L^2 [Ni(2+)][S(2-)] = 3x10^(-19) mol^2/L^2 > 0.3M HCl酸性条件下でH₂Sを飽和させた溶液中 [H(+)] = 0.3 M = 0.3 mol/L [H2S] = 飽和濃度 = 0.1 mol/L 変数は [H2S], [HS(-)], [H(2-)], [H(+)], [Cu(2+)] または [Ni(2+)] の5個で,関係式は上記の5個。よって,連立方程式を解けば答えが求まるはずです。
その他の回答 (1)
- c80s3xxx
- ベストアンサー率49% (1635/3295)
要するに難溶性塩の溶解度を溶解度積から計算するときの共通イオン効果の計算です.S(2-) が H2S との酸解離平衡にあることを計算に入れるというだけです. 計算の考え方は #1 の通りです.
お礼
#1さんのように解いてみたら無事解くことができました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 #1さんの計算式のように計算してみたらなんとか答えを導くことができました。