『治験・・』いやだなあ~めんどくせえ・・しか考えられないばか者です。でも少しだけ書き込ませてくださいね。
治験というものが実際にはじまるまでは、かなりの時間を要します。最初の基礎的な実験で、特にネズミ相手あたりで有効な治療法があったりしますと『新聞沙汰』になります。・・この時点であれば「理論上可能性があることがわかった」状態です。一部の研究者しかレジメン(=料理のレシピと一緒)は知りませんし、それこそ人に使える様な仕様にまで練り上げていません。適当に使えばまず患者は死ぬでしょうから・・・医師がこれを勧めることは絶対にないです。あるとしたら『こんな治療法も出てきたんだ、頑張れば可能性が見えてくるよ!』と無責任に励ますことだけです。
しばらく音沙汰がなかった後に、MiJunさんが書かれたような治験という段階になります。しかし、1・2あたりは非常に限られた条件で治験の責任者クラスのところでしか行いませんから普通の病院では全くわかりません。新聞等で大々的に患者さんに伝えられるのは3相からですので、そうなると医者からコレという患者さんに打診があります。
しかし…末期がん=体力低下著しいですので、通常は治験対象となりません。
実際の場面をどの時期に設定するかでかわりますが、もしラットに対する実験の結果を示した新聞を見た患者の家族…と設定するとこうなりますね
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患者の親:末期ガンですか・・・。最新の治療法(抗がん剤)は使えなんですか?この間ニュースで言ってたような・・・。
医者:いえ、それはできません。あれはまだネズミでの実験段階ですから。
患者の親:実験中でも、できないことは無いんでしょう?結果が見えてるんなら・・・
医者:確かにネズミの癌では作用することが明らかになっていますが、人ではどのような効果や副作用があるのかはまだわかっていなんです。それを現実の患者に使用するというのは、たとえ薬そのものが手に入ったとしても副作用で患者を殺してしまう可能性の方が高いんです。薬が実際に使えるようになるまではいくつもの確認作業を経たあとでなければならないのです。そして、医学的に認められた治療方法以外で、勝手な治療で患者を危険にさらすことは医者には許されていません・・・分かっていただけないでしょうか?
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こんな感じでどうでしょう?
お礼
遅くなって本当にすいません。 治験をさらにすすめるために医者が患者の許可があれば実験段階だろうと使えるものだとばかり思っていました。本当にためになりました。今後の参考にさせていただきます。ありがとうございました。