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抵抗加熱について
抵抗加熱とは物体に電流を流したとき、抵抗(電流を流すまいとする力)により熱を発生するものだと思うのですが、抵抗が大きい(電流が流れにくいもの)ほど発生する熱量は大きくなると考えていいのでしょうか? 金属は抵抗が少ないと思うのですが熱が発生しやすいのに抵抗が大きい木材などが熱が発生しにくいのはなぜでしょうか?
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何を一定にして考えるかで答えが変わります。他の回答者を見てもわかるかと思いますが、(1)電流一定なら抵抗が高い方が発熱します。(2)電圧が一定なら抵抗が低い方が発熱します。さらに(3)として、現実に電気を流す場合は電気を流す方の装置(電池とか電線とか)にも内部抵抗という電気抵抗が存在します。この場合は内部抵抗と同じ抵抗の場合が一番発熱します。(3)実用上はちょうど良い抵抗が一番発熱します。
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- heigani10
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電気が流れにくいだけでは、熱が大きくなるとは思いません。 熱が発生するには、それなりの電流が必要。 この公式に当てはめればなんとなくわかるはず 熱量は、電流の二乗×抵抗で求められる。 ですから高電流を流すと高い熱が発生します。 金属は抵抗率が非常に小さく、電気を通しやすいので、大電流をかけると、熱くなります。 その他の絶縁体は、高電流を流したって、あまり電流も流れないので、熱も発生しにくくなります。 ちなみに、それらの絶縁物に高電圧をかけると、絶縁破壊を起こし、電気が通るようになります。 おそらくこのときしか熱が発生しないような気がする。
- c80s3xxx
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発熱量は要するに電流と電圧の積で決まります. 抵抗が高いものは電流が流れませんから,発熱しません. 抵抗が低いものは電流が流れるので発熱します. たとえば,1Ωの抵抗に1Vかければ,1Aの電流が流れ,1V×1A=1W=1J/s,つまり毎秒 1 J 分の熱が発生します. 一方,1kΩに1Vなら 1mA しか流れませんから 1mJ/s の熱しか出ないわけです. 当然,抵抗に見合うくらい大電圧にすればいいわけで,1kΩだって100Vかければ0.1A流れ,10W=10J/s の熱が出るわけです. 発熱量と電圧の関係は,Q=E^2/R ですから同じ電圧なら R が小さい方が有利,一方で Q=RI^2 ですから,同じ電流が流せるなら R が大きい方が有利です.しかし,R が大きくなった分,同じ電流を流すには電圧を上げなければいけないわけで...