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フロイト 「夢判断」
フロイト著 「夢判断」 に、マイネルトの『第一次自我』『第二次自我』との記述があるのですが、現代では何を意味しているのでしょうか? 『自我』『超自我』のことですか?
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マイネルトの著作など読んだことはありませんが, 文脈から推察すると『第二次自我』は『超自我』に対応しているようですね。 『第一次自我』がフロイトの『自我』に相当するものか, あるいは『自我』+『エス』に相当するものかは判然としませんが。 『夢判断』は フロイトが『エス』や『自我』や『超自我』といった心的装置と それら相互の力学的過程による説明=精神力動論を提唱する以前の著作です。 パクリ屋としても有名なフロイトが 師であったマイネルトのアイデアに少々手を加えて 自らの理論に取り入れたとしても不思議ではありません。 また「現代では何を・・・」とのお尋ねですが, 現代の心理学や精神医学の研究において 彼らの用意した概念枠を無批判に前提とすることはありません。 歴史的文献として言及することはあるとしても。