東京人は何故「故郷」に帰れとしかいえないのですか?
私は岩手県から18歳で上京して7年経ちますが、今でも上京して東京の暮らしになじめなかったことを話すと「実家に帰らないの?」とまだ言われます。
もううんざりです。
耳にタコでノイローゼです。
もう岩手県に東京の人が「帰れ」「帰れ」うるさくて嫌になります。
これは私だけではなく、全地方出身者に言える事だと思いますが、地方は大前提として全くと言っていいほど仕事がありません。
働ける中高年ですら仕事を求めて生まれ育った故郷を捨てて東京に出ています。
高校を出たら職を求めて県都や仙台、東京に移住するのはもはや通過儀礼であり、東京に行かない人は「働く気のない奴」とみなされ、ニート扱いされます。
地元を離れたくないだけで無職扱いされるのが地方の労働観です。
また、仮に私が東京のこうした「帰れ」の声に屈し、岩手県に帰京したところで生きる糧である「雇用」がありません。
親類縁者には農林漁業を営んでいる自営業者もいないため、「実家の家業を手伝う」という概念がありません。
よって、実家に帰ったとしても待っているのは生きる術が一切ない東京以上に地方のシビアな現実です。
もはやニート以外になる道はありません。
実家に帰っても雇用も手伝う親戚も稼業もないなら引きこもり生活が待っているのみです。
私に限らず地方から出てきた人はこういうシビアな現実があり、生きるために東京に出てきているのですから、帰るに帰れないのです。
なのに東京の人はそうした地方のシビアな現実を知らないで無神経に帰郷しろとしか言えないのでしょうか?
みんな生きるために生まれ育った故郷を捨てて東京に稼ぎに来ているんです。
帰ったらニートになるだけなのに。
東京人の「故郷(実家)に帰ったら万事解決」みたいな発想はどうにかならないものですかね?
どうしてそんな無神経な発想ができるのか根拠を知りたいです。
実家に帰ったらますます過酷な地方の現実が待っていることを、東京に生まれ育った人間には理解できないものなのでしょうか?
ちなみに帰郷とはいっても、帰省とかの一時的なものではなく、本当に東京のアパートを引き払って住民票も地元に戻してしまうことです。
皆さんはどう思いますか?
東京に生まれ育った人、地方から上京した人と双方から意見を聞きたいです。
よろしくお願いします。