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化粧品関係の研究について

大学4年で化学を専攻している者です。 化粧品(基礎化粧水)に含まれている成分に 興味があり、研究したいと思うのですが 界面化学(分子の性質などを診る) 生物化学(アレルギー関係?)、 どちらの分野を選択した方がいいか分かりません。 大学院は他のところを受けようと考えて 今研究室選びで行き詰っている時点です。 その分野に詳しい方教えてください。

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  • bekky1
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回答No.3

まず、化粧品=香粧品で何をしたいのでしょう? 界面科学=いわゆる洗剤ヤが大手です。 物性そのものをやりたいなら、化粧品とは離れていきますので、分子科学、無機&有機化学的物性になります。 粉体工学と金属せっけんなどはファンデーション原料とのかなり密接なとところにあります。 洗濯洗剤は良く知られるところです。 バルクとすると、プラントでがんがんできるので、化粧品でちまちま作るわけではないです。 もちろん、研究対象も、「化粧品は一部」です。 マイナーですが、すごい特許を持っている会社もあります。 ラノリン(羊の油)関係では有名なところです。 その他でもいろいろあります。 染色に関わるようようなところもありです。 化粧品としての原料に興味、開発、あるいは、営業展開してみたいのか、 化粧品としての「製品=コマーシャルにあるような」自体に興味、開発、営業展開してみたいのかで かなり話が違います。 化粧品は実は、原料バルクとしては殆ど、大元は香粧品として開発されているものではありません。 お考えいただければ、お判りでしょうが、消費される単位・オーダーが違います。 グリセリンもそうですね? よくある、可溶化剤も界面活性剤ですがこれらは、本来「化粧品」に配合されることを目的として開発されたものではありません。 ファンデーションのようなものは、ペイント関連から。 そのなかでも、よく知られた、冗談のような話は、uvカット製品は軍需産業が発端です。 生物化学と記述されていますが、アレルギー関係は 試験方法が規定されていて、ご期待されるような方面での アレルギーのない、化粧品の開発とは「化粧品や」のする範疇では実はありません。 かなり、おおざっぱな区分けをすると、混ぜるのが「化粧品や」 原料を作るのは、「化成品や」です。 ただし、化成品やは化粧品はファインの一部としての認識しかされていませんので、「主力」では実はありません。 量(作る・出来上がりの量・重さ)として、化粧品はすくないのです。 ですので、主力は、食品添加物としてつかえる。 塗料としてつかえる、洗剤としてつかえる、 界面活性剤としてつかえる、何らかの付着・粘着剤としてつかえる・・・etc、たーっくさん重さとして使える産業の原料が重要ということ。 これらのなかから、ファインとして、抽出でき、なおかつ、 「化粧品としてのイメージをこわさない」ものがハイテクファイン原料として、クローズアップ(化粧品になる)されることになります。 混ぜ物やになりたいなら、化粧品めーかーですが、これらは 「官能研究者」でしかないですよ。 バルクやだと、化学やです。 ご希望の、基本化粧水というのは、 申し訳ないが、大上段に構えて、「研究」するような代物では 実はありません。 化粧品やで研究するべき「化粧水のテーマ」は、沈殿物を生じないか、 経時変化、微生物の繁殖、粘性、伸展性、香料の親和性etc。 原料にこだわるなら、原料メーカーですし、それは、殆ど、 「化粧品」とは無関係と思われるような「化成品」メーカーです。 アレルギーに関係したいなら、医薬関係で、こちらになると、 化粧品は「害悪・必要悪」としての認識になります。 医薬の研究者としてありたいなら 心がまえとして、「化粧品」は忘れたほうがいいです。 さらにですが、 申し訳ないが、化学出身者(有機化学でしたら、別です)ですと、ラボの下働きで終わります。 研究テーマの方向を少なくとも作るほうには生理化学・生化学的知識が要求されます。 「化粧品」は薬事では効能・効果をうたってはいけないものなのでこれに類似する「何々に効く」という、研究そのものがありえないのです。 研究として何がしかの成果があるようなものは「化成品」としてあり、これの中では「化粧品」は目立ちますが、本当に、小さい分量です。(重さとしてです、これは産業の中では結構重要なスケールです) ただし、化粧品はマーケットとしては大きい。 宣伝もすごい。 これらの意味するとことがお判りでしょうか? つまりは、本来の「化粧品」の研究はどういうものかということです。 本来、化粧品=香粧品(本当の意味の香料は実に複雑な研究体対象となる、化学です。) あなたは、何をやりたい? 「化粧品や」研究室に入りたいなら、大手の殆どは、 その「前」は決まっています。 (人は、人脈、原料はバルクとのタイアップ) 製品の大筋は、バルクメーカーとの共同できまりですから。

その他の回答 (2)

回答No.2

#1の補足・蛇足追伸です。 化粧品関係のみならず医薬品企業も是非とも候補に入れて下さい。 主な理由は以下の通りです。(個人的見解を含みますので、あくまでもご参考まで。) 化粧品関係は化学系企業なので、有名企業でも相対的に給与水準が低めです。 またごく一部の給与水準の高い内資系の企業では、 学閥指向(旧帝大系)が非常に強いです。 その待遇や人間関係などの問題から転職者もやや多めです。 医薬品関係は、理系企業の職種の中では最も給与水準が高いです。 また研究職から製品開発職(既存製品の改良や製造工程の見直しなど。研究所あるいは工場内勤)、臨床開発職(書類作成の内勤プラス医療機関相手の外勤)、薬事(厚生労働省や地方自治体への提出書類の作成や製造・輸入販売承認などの相談)の社内異動も可能で、転職でも20代であればチャンスありです。

回答No.1

理系化学の修士出身です。 可能であれば、その研究室のOBの就職先を調べることは可能でしょうか。 一般的には化粧品であれば、界面化学系の方が多い傾向だとは思います。 自分自身は医薬品でしたが、元々、大学院の研究と企業の研究職の内容については切り離していたので、あまり気にしていませんでした。 現在、逆の採用する立場で、化粧品系ではなく医薬品系の企業(製薬企業でも、研究職は薬学系より基礎理科系採用の方が一般的には多い)ですが、学生時代の研究とはリンクしていることはあまり関係ありません。 むしろ院生の研究を通して、 予測、推定、仮説→実践、実験→分析、解析→検証→次の実験プラン といった一貫したプロセスの中で、物を見つめる能力を重視しています。 以上、少しでもご参考になれば幸いです。

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