派閥のどこがいけないのか
派閥のどこがいけないのでしょうか。
派閥には、その派閥の領袖の名前がついていることから分かる通り、
強いリーダーシップがあります。
派閥の構成員も、そのリーダーの政策にある程度共鳴しているであろうから
政策を中心にした集団であるともいえます。特に、派閥のリーダーにおカネがなくなってしまったことで、求心力の淵源をカネに求める要素が少なくなっています。
派閥は、いわば政党のようなものではないですか。
戦後日本の野党は、政権担当能力を欠いていました。
非武装中立などと言っている政党に国家運営を委ねるわけにもいきません。
そのため、自民党はずっと政権を担当してきました。
しかし、そのような一党独裁にもかかわらず、高い経済成長を果たせたのは、
自民党が内部に派閥というダイナミックな構造をもっていたからだといえます。
つまり、自民党は、「派閥による連立政権」を組んでいたと言うことです。
連立政権自体は、欧州大陸なら常態であり、何ら珍しいことでも悪いことでもありません。そして、連立政権を組むにあたっては、各政党に配慮するのも当たり前のことです。
戦後日本が派閥による連立政権によって運営されてきたとするのであれば、
閣僚ポストにおいて各派閥に配慮するのは当たり前です。
どこが悪いんでしょう。
派閥=悪として当たり前のように批判しますが、論理的になぜいけないのか
ということを教えて下さい。
お礼
ありがとうございます。自民党の派閥もイデオロギーで結びついたものだったのですか。 では、申し訳ないですが、それぞれの派閥がどのような考え方の違いがあるのかお教えいただくと幸いです。