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華麗なる大円舞曲「ショパン」
93小節目の部分(3連符のある箇所)ですが、指使い通り132と打鍵する際、なんか違和感があります。中指を動かすとき窮屈になり、適切なタッチで弾いているのか疑問に感じます。中指にしっかり力をいれるとfがでてしまい不快な音に感じるし、力をニュートラルにいれると音が鳴りません。どうような手首、指のコントロール、タッチをするのか教えて下さい。楽譜はzen-on pianolibrary 全音楽出版社のものを使用しています。
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まず、客観的に見てみますと、この三連符に関して他の版の指示は次のようになっています。 パデレフスキー版: 2xx パルマー版: 3xx どれが正しいと言う物では無いと思います。どちらを使うかはご自身が決めなければなりませんが、そのクルーとなるものは、その前の2小節のソの指づかいにありそうです。 その2小節間には右手に合計6つのソがあります。このソに指づかいを書いているのは、見た範囲、全音出版だけでした。全音出版によりますと、この連続したソには、1と2を交互に使うよう指示が出ています。ということは、最後のソ、つまり6つめのソが2になると、自動的に次のミ♭は1,ということになります。 私自身このソは全部1で弾きます。ということは、次のミ♭は2ということになります。パデレフスキーやパルマーも当然この6つのソは全部1で弾いていると思います。だからこそ次のミ♭は2又は3と書いたのであろうと考えられるわけです。 思うにホロヴィッツだって1は使わなかったでしょう。憶測ですが。 一般論ですが、19世紀のピアノ曲に於いて、プロが楽譜を勉強するときに無視している事柄が2点あります。それは、1)指づかいの指示、2)ペダルの指示。 このどちらも必ずしも作曲家が書いた物ではないからです。ピアノのパワーが今の物とは違いますので昔のペダル法が現在のピアノに必ずしも合致しないですし、人によって指の強さ、長さ等、微妙に違うということもあります。 どの指を使おうが、このようなトリルの場合、技術的には、手首のローテーション(回転)を使います。指だけで弾いてもうまく行かないでしょう。弾くのと同時に手首をブルッと震わせるようにしてやります。
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指使いについては相反する2つの意見を聞きます。 ひとつは,専門家がよく考えて決めたことなので, それには正当な理由があり,忠実に守るべきという考えです。 他方,指の特性には個人差があるので,どうしても弾きにくいと 感じる場合は,それに従わなくてもよいという考えです。 実際,版によって違う場合もありますし,答えはひとつではないと思います。 自分の都合で指定を簡単に無視してしまうのはどうかとは思いますが, 版によって違うような場合は自分に弾き易いものを選べばよいと思います。 この箇所では,わざわざ弾きにくく感じる指使いに挑戦しなくても, E♭は「1」にこだわらずに,弾き易い「2」でいいと思うのですが。
お礼
指番号は作曲家が指示して書いたものであるから、ほとんど例外なくそれに従わなくてはならないものであり、意図的に作ったのだから無意味なものではないものだと思っていました。でも、指の特性は個人差があり、指番号の指示に従わなくてもいいという考えかたは知りませんでした。アドバイスありがとうございます。ちなみに、いまは手首のローテーションを使って132の指使いをやってうまくいったので、それでやっていこうと思っています。No1さん、No2さんに共に感謝です。
お礼
なるほど。手首の回転を使って弾くんですね。実践してみようと思います。貴重なアドバイスありがとうございます。