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捨てコンの下の杭頭
本日基礎工事の捨てコンまで終了しました。木造2階建てですが、地盤が悪く4.5M・6.5M合わせて地盤改良の為の鋼管パイルを42本打ってあるのですが、杭頭まで完全に捨てコンの下に隠れてしまいました。杭が何処に入っているのか分からない状態で、今後支障は無いのでしょうか?
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鋼管杭の『地盤改良』に携わった事がないので、はっきりとは言えませんので、実際捨てコンに隠れて良いものかどうかは、そのメーカーのHP等で確認して見ては如何でしょうか? と、言うのも僕の携わって来たものに今まで、捨てコンを杭と基礎底面の間に挟めて良いというものはありませんでした。 僕の周りで常識とされている事と逆の事をおっしゃっている方が多い為、それでもOKな工法が僕が知らないだけで、多々あるのかも知れないと思ったからです。 僕の今までの知識では、捨てコンのように強度が弱いものを間に挟むのは、タブーでした。 捨てコンは18N/mm2が一般的に打設されているでしょうが、60mmかそこらの厚さが一般的なので、それで強度の発現を期待するものではありません。 それに対し基礎等の構造物は設計基準強度で21N/mm2はあるのではないでしょうか。 一般的に杭に引き抜き(転倒しようとする力の防止等)や水平荷重(耐震等)を担当させる場合は場所打杭・PHC・AG・鋼管杭等曲げや引き抜きに耐えうる杭を使い、おっしゃっている方がいるように、杭を基礎底部に食い込ませ杭頭補強をして、基礎に定着させます。 ただ、住宅の殆どは、引き抜きを見越さず、鉛直荷重(簡単に言うと建物の重さ)を受けるためRC杭や変形のPC杭な等の一般的に言われる住宅杭を使います。弱い地盤に変わり、建物を支えるのです。 折角鉛直耐力を増す為に改良したのに、それと基礎の間にそれより弱い(圧縮耐力を見越さない)捨てコンがあるのはダメと言うのが、元の理論です。 イメージで言うと、建物がテーブルとすれば、杭がテーブルの足です。 そのテーブルの足が床に固定されていて垂直に伸びている(杭は地面に突き刺さっているので)と仮定すると、 テーブルと足をビスやボルトで固定したのが前述の杭で、 足にテーブルをただ乗っけただけなのが、後述の杭です。 但し後述の足(杭)は曲げに弱いので、もし、テーブルとビスで固定してしまった場合、水平に揺らしたらポキンとおれてしまいます(鋼管杭なら無いでしょうが)。だからビスで止めない(基礎にあまり食い込ませず杭頭補強もしない)のです。 それでも、後述の杭は曲げには弱いですが、圧縮には充分強いのでテーブルを支えられます。でも、足とテーブルの間にビスケット(ちょい固め)を挟んだらどうでしょう? という事なんですが・・・・ ・・・なおのこと分かりづらいような まぁ、そういう訳で僕の仕事では一般的には考えられないのですが、皆さんそれでOKと言っているので、一般論が一つではないという事は、採用している工法を調べてみる必要があるのでしょう。 世の中には色々な工法がありますので、一概には言えませんので。 実際、僕らもその都度調べて調べて勉強の毎日なのです。 なんか『答え』になってなくてすみません。
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- mo3890
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木造でも、鉄骨でも、鉄筋でも、阪神大震災以降の土木工学、建築学において、地下構造物の考え方が、変わりました。杭と基礎がピン接合は、昔の考え方であり、建築仕様書に、杭等の基礎部分の入り込み、及び杭頭処理については、規定されています。基礎部分と、杭が水平荷重でずれたら、垂直荷重が、地盤に伝わりません。杭と、基礎の構造担当の打ち合わせがうまくないのでは?あるいは、地盤改良杭にしても、役に立たないのでは?情報あまりないので、これくらいのアドバイスしか出来ません。
No2です 質問者さんのお宅には生け花に使う剣山は無いでしょうか。 剣山をテーブルに置き、針の一本を指で押してください。指先が痛いですね、 では次に、同じ強さで剣山の針を手のひらで押してください、痛いですか、先ほどよりも痛見は少ないはずです。 前者は力が針一本に集中(集中荷重)したから指を刺し、 後者は針全部に分散(等分布荷重)したから痛くないのです。 建物の場合は杭が基礎を(刺して)打ち抜く事を防ぐため、 基礎の鉄筋量や厚みを考慮します。 そう考えると捨てコンのような弱い物をはさむのは間違いと言う事が分かります。 しかし、同規模の鉄筋コンクリートや重量鉄骨造の住宅に比べても木造は軽量です。 この建物の場合、一本あたりの杭が負担する荷重は、微々たる物です。 しかも、42本もの杭で支えます。 当然、等分布として基礎に伝わりますから、打ち抜きは考えにくいです、 考えるる必要ないと思います 以上の理由からNO2(杭のすぐ上に捨てコンが有ればよいです。) の回答をしました。 それに、捨てコンに強度の弱いコンクリートを使用しているとは限りませんから。
- k_riv
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No6さんのおっしゃるとおりです。 杭頭の処理方法は,建物の規模,土質,杭種,に関係なく,基本的に同じです。 杭の本来の目的は,建築物の重量を支持地盤に伝えることですから,杭頭の固定度によって,又,建築物の規模によって納まりは微妙に違いますが,基礎と杭が離れて良いと言う事はありません。例え,大臣認定を取っている特殊な杭であっても,同じです。 杭を打つというのは,明らかに地盤が悪いと言うことを示しています。常識的に,良い地盤に杭を打つ人はいない筈ですから・・・ 建物の荷重が,建物→軟弱地盤→支持地盤,と流れると,軟弱地盤が破壊したり,沈下の原因になったりします。ここで,軟弱地盤の部分を「杭」に代えて,建物→杭→支持地盤,と流れるように変更します。 建物の重量を確実に支持地盤に伝えるためのは,当然,杭頭と基礎版の間に弱い土や強度の弱い捨てコンを挟んではいけません。 例えば, 捨てコンで杭頭が隠れている場合,杭頭の位置を確認することが出来ません。もしかしたら,杭頭が捨てコンのすぐ下になく,500mmとか,1000mmとか大きく開いているかもしれません。 ここまで極端な場合は,ほとんどないでしょうが,実際に杭頭が確認出来ないと言うことは,このような状態も想定する必要が有ると言うことになります。この状態で杭が有効に働いていると言えないことは,素人でも感覚的に分かります。 杭頭をピンと仮定して設計した場合,杭頭と基礎底面が接続していれば同位置でも構わないのですが,捨てコンを打った段階で杭頭が見えていないと,上記のような状態になっても,同位置と言うことが確認できません。この時,捨てコンより100mm程度上に杭頭が見えていれば,確実に杭と基礎版がくっついていることを確認できます。 なお,杭頭が基礎底より低い場合は,外力や応力状態に関係なく,基礎と同じ強度のコンクリートで,杭頭を包み込むように増打ちをして補強しなければなりません。 これらの説明は, 日本建築学会「小規模建築物基礎設計の手引き」 直井正之「住宅をつくるための住宅基礎の地盤がわかる本」建築技術 など,木造住宅の基礎に関する書籍に,根拠を含めて詳しく書いてあります。建築士を対象に書かれた本で,専門性が高いので読みにくいですが,参考にしてください。
- daiku164
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建設会社の常用大工です、 >杭頭まで完全に捨てコンの下に隠れてしまいました。杭が何処に入っているのか分からない状態で・・・ 問題ありません、 打ち込んだパイルの個別場所が局部的直接影響するのではなく パイルの均等分布と弱地盤の関係で基礎強度(不当沈下の防止目的)向上を目的としているのですから、 パイル自体、基礎本体内部まで必要ありません、 なお、鋼管パイルと基礎と合体させる場合もありますが その場合は、鉄骨の独立基礎の場合です、
- sekkeiya
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どの様な製品か書込からだけでは不明ですが、木造2階建てとのことなのでこの鋼管杭は大臣認定等を取得している支持杭ではなく、地業補強(認定なし)としてのものではないかと想像します。 この場合はあくまで地業の一部ですので、通常は捨てコン下までで問題ありません。 認定杭の場合は製品や認定の内容にもよりますが、大抵はNo.3さんの仰るようにベース内に100mm程度食い込ませる形になります。 また、これに加えて水平力を負担させる場合には適切な杭頭補強が必要となります。
- supakan
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初めまして。 勘違いかもしれませんが 通常ステコン上から100mm程度上に杭天端じゃないんですか? そこから基礎フ-チングに補強筋(構造設計による)があり 構造体である鋼管杭と基礎コンが合体するのではなのですか。 ステコンは通常 構造体とはみなしません。墨出し,配筋が出来る為だけのものと考えられていますので 杭頭部がステコンで隠れてしまうなんてありえないとおもいますけどね。 ただ 最近の基礎形状や構造の考え方が昔と違うのなら話は別でしょうけどね。 しかし まだ鋼管杭なんて歴史浅いはずなんだけどなあ~~~。 お手持ちの設計図(構造図)を確認してみてはいかがでしょうか?しろうとでも断面図がありますから簡単に理解できるはずです。
杭のすぐ上に捨てコンが有ればよいです。 その上に基礎のフーチング(底版)を打ちますから 建物の荷重は均等に杭によって支えられます。 設計者により、あらか締め杭の位置は検討されていますから、 現在見えなくても問題ないです。 安心してください
お礼
杭は直接主柱とつながるのではなく、家全体を均一に支えるわけですね。なるほど!勝手なイメージをしてたようです。でも捨てコン以降また測量をするくらいなら、杭センターに何か鉄筋等を垂直に伸ばしておけば、再び測量する必要もないように思われますが・・・
- walkingdic
- ベストアンサー率47% (4589/9644)
そのために測量して正確に杭を打ち、また測量して正確にやり方を作り基礎を打設します。 建物を建てる位置が大雑把では困りますからね。きちんと正確に計画通りのところに作るのだから問題ないのです。
お礼
杭は間接的に建物のアンカーとつながる訳ですね。直接接合になるとばかり思ってました。
お礼
急いで図面確認してみます。ありがとうございます。
補足
図面には、地盤改良の鋼管パイルは書かれていませんでした。杭を打つ物件、打たない物件共通の施工図表記なのだと思います。よく分かりもしないのに、監督に電話するのも迷います。玉砕されてしまいそうで・・・