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右翼・左翼って?
なんとなくはわかっているのですが、右翼・左翼ってそれぞれどういう意味なんでしょうか?また一部の人で極端にのめりこんでしまう方がいますが、何故なのでしょうか?
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もともと左と右というのは#1さんのご紹介のページにもあるようにフランス革命後の国民議会において、急進派および革新派が議長席から見て左側に、保守派および国粋主義的な一派が右側に集まって座っていた事からついた綽名みたいなものです。実際急進派は左側の上の方(すり鉢状になっています。後ろの方が高い)に座ったので山岳党(モンターニュ)なんて呼ばれ方をしたりしてもいました。よく政治にメーターがあって、真ん中からのズレ具合を左とか右とか言う、という解説が主に「中道派」の立場からされますが、学問的な根拠は特にありません。政治的問題というのは「やるかやらないか」はっきり決める、という性質の問題が多く、この点どっちつかず、というのは別の立場から見れば「日和見」「ふたまた」とも呼ばれるわけです。 この点を踏まえて単なる呼び名として左翼・右翼を考えるのがいいでしょう。でなければ「中道」の立場からの理解にしかなりません。 この観点から見ると極左や極右というのは極端な左翼や極端な右翼では必ずしもありません。実際極左の中に「スパイ・挑発者」が混じっていたり、極右の中に単なる暴力団が混じっている事もよくある話で、左翼にせよ右翼にせよ、そういう人たち(極左・極右)に対して批判的である事もこれまたよくある話です。 いかなる思想にせよ現実に対するかかわり方によっては「極端」になります。たとえば宗教的な極端、というのもあるわけで(原理主義)すが、この場合しばしば政治的な保守主義と結びつくとはいえ、イコールではありません。同様に左翼が極端になって極左になる、という場合より、今ではいきなり極左になる場合が多いのです。また極左は左翼一般を既成左翼(ないしそれに似た名前)と呼び、敵と考えるようです。 つまり政治の世界で同じ思想からでたから同様だという考え方はあてはまりません。そう考えたらヨーロッパの政党・党派はすべてキリスト教から出たものです。 ではなぜ「極端」がうまれるかといえば、 1. 政治というものはいずれにせよ現状をどう良く変えていくか、という話なのですが、そのためには現状に深くコミットしていなければなりません。極左も極右も原理主義者もとりわけテロリストになった人は学生やあまり現実に基盤を持っていない人が多いようです。つまり理想だけが先走っても現実が見えていないから、どう改革するか、という地道な作業が見えないので一気に変えたい、という思想です。 2. また極端な行動の背景にあるのは絶望です。実際に近い未来が見えていないので遥か未来(そんなもの誰にも見えませんが)や、来世に期待して自己を棄てるわけです。
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このカテゴリでしょっちゅう出るご質問なので、カテゴリ内で検索していただければたくさん回答が得られます。 その中の一つに、参考URLがあります。 このNo.4の回答形式が面白い(内容には賛成できませんが)ので、形式を借りてみます。 【右】 不遇な人は、努力が足りないのです 皇室典範は神聖不可侵であり、これを変えると日本は滅びます 自国のナショナリズムを訴え、隣国のナショナリズムを批判します 世の中の不条理は、自分よりも頭が悪い人々の責任です ホワイトバンドやロハスは、うさん臭い営利活動です 【左】 不遇な人は、福祉が足りないのです 平和憲法は神聖不可侵であり、これを変えると日本は滅びます 隣国のナショナリズムを訴え、自国のナショナリズムを批判します 世の中の不条理は、自分よりもお金持ちな人々の責任です ホワイトバンドやロハスは、世界に有益な市民運動です
- ucok
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「極端にのめりこんでしまう」理由はひとそれぞれでしょうが、たいていは、その思想にものすごくピンと来て、その思想が自分だけではなく、自分が属する社会全体を救ってくれると信じるからなのでしょう。 逆に、極端にのめりこまない人の中には、極端にのめりこんだ人たちが今までどうなったかを見てきたからのめりこまない、というのもあります。どんなに理想的に見える思想も、極端になりすぎると味方の殺し合いなどに発展してしまいますから。
- silpheed7
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ここの「政治的・思想的立場と左右」を参考に。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A6%E5%8F%B3