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帰化植物の交雑の例

帰化植物が、在来種を絶滅の危機に追いやる可能性についてなんですが、 その理由として、帰化植物と在来種との交雑によって新しい種ができ、在来種が子孫を残しにくくなるという理由もあると思うんです。 このような、帰化植物と在来種の雑種の例があったら教えてください。また、その雑種が何か生態系に影響を及ぼしていたら、それについても教えてください。

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回答No.1

小笠原における在来のオガサワラグワと外来種シマグワの交雑例が比較的知られています。 http://www.affrc.go.jp/seika/data_ffpri/h11/99-12.html オガサワラグワ(絶滅危惧IA類)の遺伝子がシマグワとの交雑により失われてようとしていますが、雑種個体が生態系に何らかの影響を及ぼしているということはありません。オガサワラグワの種存続危機の理由は、まったく別なファクターによります。 近年では地域亜種であるキヨスミツツジと、園芸種のツツジ類との交雑個体が、キヨスミツツジの増殖地で確認されたという例、在来ノジギクと外来のシマカンギクの交雑例などが報告されています。 雑種個体が強靭で生態系に影響するという例は、海外で事例があるようですが、国内ではまだ確認されていません。 もっとも例えばギョウギシバのように、汎世界的な雑草は過去に様々な交雑を積み重ね現在のようになったといわれています。これは遺伝子数に様々なバリエーションがあることから推測できます。

sennto
質問者

お礼

ありがとうございます。 いまのところ、雑種が生態系に悪影響を及ぼしてはいないんですね。 でも、これからはどうなるのか心配です・・・。