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航空会社の整備ミスによる遅れでの運賃返金および補償対応はないのか
昨日友人が四国から飛行機で帰ってくる際に、航空機のトラブルで、空港内で6時間ほど待たされ、あげくに福岡経由の便に振り替えとなり、さらに空港が混んでいて羽田上空で20分ほど待たされ、16時には羽田に着いているはずが23時過ぎに着いて、結果終電に間に合わず、翌日の仕事のため途中駅からタクシーで帰ったということがありました。 航空会社は最近トラブル続きの某社ということですが、空港待機時に食事券2000円を渡されたのみで降りる時にもなんの謝罪もなく、激怒しておりました。 こういう場合、航空会社はなんの手当もしないものなんでしょうか? 天災や事故、天気の事情によるならまだしも、自社の整備ミスと思われる遅れで一銭も返金もしないというのは、常識的に考えて不可解です。 航空会社の仕事は、定刻通りに乗客を確実に輸送することではないのでしょうか? それが航空会社側のミスで果たせないなら、契約違反じゃないんでしょうか? また、このような、整備ミスによる遅れの場合に、新幹線など他の輸送機関の対応はどうなのか、あわせて教えていただければ、今後の参考にさせていただきたいと思います。 回答、宜しくお願いいたします。
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仕事で運輸関係の人と話をする機会が多いのですが、彼らに言わせると航空機に限らず鉄道や船舶もそうなのですが、輸送に従事する企業にはさまざまな 「免責」 が与えられています。 特に海運の場合は、船舶の遅延どころが貨物に甚大な被害があっても、荷主が自分で輸送者側の瑕疵を立証しないと被害の保障をしてくれる事は難しい場合が多いです。 いわゆる 「運送約款」 というもので保護されているからです。 そのため昔から荷主は自分で海上保険をかける制度になっています。 お尋ねの航空機の整備トラブルにより受けた被害ですが、空輸事業者にも類似の運送約款が認められていると思いますので、法的に損害賠償を求めるのは極めて困難だと考えます。 納得できないと思われるかも知れませんが、航空機や船舶などの運輸手段の場合、自然現象の影響をまともに受けやすく、そのため遅延や機器の故障などでその都度、顧客に損害賠償をすると企業経営が成り立たなくなるからです。 では時刻表は何のために存在するのか、という事になるのですが、およそ運輸に関する時刻表や運行スケジュールですが、これは 「天候は良し、機材にも問題なし、滑走路での混雑もなし」 という事を前提に組まれた、あくまでも 「予定」 表のような性格があるため、遅延を理由に賠償を求める事は難しいです。 つまり 「目的地までの所要時間までは約束していない」 という事でしょうね。 そのため風向きなどの影響で予定より早く目的地に到着したとしても、乗客に対し追加料金を請求する事もないわけです。 といっても航空事業者もある意味でサービス業的な性格を持ち合わせているため、たとえ法的な義務はなくても独自の判断でホテルを手配したり代替の輸送機関を手配する事はありますが、「強制」 ではないです。 一方、鉄道における 「特急料金」 についてですが、遅延した場合は乗客にそのサービスが提供できなかったという理由で 「払い戻し」 が行われますが、「運賃」 そのものは払い戻しが認められていません。
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- kensaku
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その場で交渉すれば、何らかの対応を受けられたかもしれませんが、承諾を得ないうちにタクシーなどを利用しても、なにも補償は受けられません。 世界中の航空会社が、こういう対応です。文句言ったもの勝ち、ともいえるかもしれません。
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回答ありがとうございます。 なるほど、そういうものなんですかね。対応として、誠意に欠ける気もしますが…。 貴重なアドバイス、ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 そういう約款はあるんだろうないう気がしていましたが…。 自然現象による遅れならともかく、整備ミスによる遅れは人為的なものですから、そこまで保護されてしまうのは、航空会社に甘すぎると、個人的には思います。 そうはいっても、遅れたにせよ運んでもらったのは事実ですし、その分の人件費や燃料費がかかっているのも確かでしょうから、鉄道のように、せめて「特急料金」に当たる分は、返金して欲しいものですね。誰も「時間にかかわらず運んでさえくれればいい」と思って、高い金を払っているわけではないんですから。 貴重なご意見、大変参考になりました。ありがとうございました。