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国際便が不測の事態で引き返した場合、運賃はどうなるの? 航空会社はどこまで負担・補償してくれるの?
お世話になります。 最近、航空会社の舞台裏を描いた某映画を観ました。 映画の中で、羽田発ホノルル行きの便が不測の事態で羽田に引き返す、という場面がありました。 羽田側では航空会社のグランドスタッフなる社員が引き返した便の乗客のためにホテル、食事の手配をする、という場面がありましたが、実際に国際便が引き返すことになった場合というのは航空会社はどこまで補償(?)するものなのでしょうか? 渡航先のホテルは自分でキャンセル&予約のし直しをしなくてはならないのでしょうか? 引き返した場合、運賃は返してもらえるのでしょうか? 返してもらえないなら、代替便は無料で乗せてもらえるのでしょうか? ビザやパスポートの期限がぎりぎりで、代替便が期限切れだった場合、ビザ・パスポートの取り直し費用は誰の負担? ホテル、食事を手配してくれるなら、ずうずうしい客は 「ホノルルで最高級のホテルに泊まる予定だったんだ! ホテルのキャンセル料金も負担しろ! さらにいいホテルを無料で予約しろ! 次回のホノルル便を無料でファーストクラスに乗せろ!」 とか無茶なことを言い出すんじゃないかと思いますが。 国際便には一回も乗ったことがないのでよくわかりません。 渡航経験豊かな方のご回答よろしくお願いします。
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ちゃんと国際運送約款という物があり、チケットを買ったと言うことは運送約款を承認したという事になります。 承認しないとチケット売ってくれません。 基本的には航空会社側でどうこう出来ない事については免責です。 チケットの払い戻し以上のことは保障していません。 具体的には戦争・内乱・スト・行き先国の政府機関等からの指示等です。 以下はJALのHPに載っている国際運送約款です。 http://www.jal.co.jp/carriage/index_c001.html ------------------------------------------------------------------ (取消) (1) 会社は、予告なしに、会社の引受けた運送につき運送人を変更し又は航空機を変更することがあります。 (2) 会社は、次のいずれかの事由によるときは、予告なしに、航空便又はその後の運送の権利若しくは運送に関わる予約を取り消し、打切り、迂回させ、延期させ又は延着させ、また離着陸すべきかどうかを決定することがあります。この場合、会社は、この約款及び会社規則に従って航空券の未使用部分に対する運賃及び料金を払い戻しますが、その他の一切の責任を負いません。 (a) 会社の管理不能な事実(気象条件、天災地変、ストライキ、暴動、騒擾、出入港停止、戦争、敵対行為、動乱又は国際関係の不安定等の不可抗力をいいますが、これらに限定されるものではありません。)で、現実に発生し、発生のおそれがあり若しくは発生が報告されているもの、又はその事実に直接若しくは間接に起因する延着、要求、条件、事態若しくは要件。 ----------------------------------------------------------------- なお、航空会社は必ずタイムテーブル通り輸送することを保障はしていません。 ------------------------------------------------------------------ 第11条 (航空便のスケジュ-ル、延着及び取消) (A) (スケジュ-ル) 会社は、合理的な範囲内で、旅客又は手荷物を旅行日において有効なスケジュール通りに運送することに最大限努力を払いますが、時刻表その他に表示されている時刻は、予定であって保証されたものではなく、また運送契約の一部を構成するものではありません。運航予定は予告なしに変更されることがあります。会社は、この結果、旅客又はその手荷物の他の便への接続に支障が生じても一切責任を負いません。 ------------------------------------------------------------------- 航空会社の都合の場合は以下の規定が適用されます。 ------------------------------------------------------------------ (B) (会社の都合による経路等の変更) (1) 第11条(B)項第(2)号に定める場合を除き、会社が航空便を取り消した場合、合理的な範囲を超えて航空便をスケジュールどおりに運航することができなかった場合、旅客の到達地若しくは途中降機地に寄航しなかった場合、予約した便の座席を提供できなかった場合、又は旅客が予約している乗継便への接続を不能にした場合には、会社は、旅客の選択により、次の(a)又は(b)の措置を講じます。 (a) 会社が選択する次のいずれかの措置。 (i)空席のある会社の他の航空便で旅客を運送する。 (ii)航空券の未使用部分を裏書し他の運送人に運送を依頼するか、又は他の輸送機関に輸送を依頼する。 (iii)経路等の変更を行って、航空券又はその適用用片に記載されている到達地又は途中降機地まで、会社若しくは他の運送人の運送手段により運送するか又は他の輸送機関により輸送する。 (b)第12条(C)項に定める会社の都合による払戻の条項に従った払戻。 (2)会社航空便に接続する旅客を運送する運送人が航空便をスケジュ-ルどおりに運航せず又は当該航空便のスケジュ-ルを変更したため、当該旅客が接続するために座席を予約しておいた会社の航空便に搭乗できなかった場合には、会社は、接続できなかったことに対して責任を負いません。 (3)会社の都合により経路等の変更を行った旅客には、当該旅客が運賃を支払ったクラスの無料手荷物許容量がそのまま適用されます。この規定は、旅客が運賃を支払ったクラスより下のクラスへ移されたことにより運賃の払戻を受けられる場合にも適用されます。 ------------------------------------------------------------------- 今回のタイ動乱についてはJALは以下の告知を出しています。 https://www.jal.co.jp/cms/other/ja/info1.html >ビザやパスポートの期限がぎりぎりで、代替便が期限切れだった場合、ビザ・パスポートの取り直し費用は誰の負担? パスポート所持者の責任でしょう。 航空機以外のアクシデントで遅れた場合誰の責任? そこまで自分の事を他人に責任転換するのかな? 基本的にはギリギリまでほおって置いた人間の責任でしょう。 気になるなら事前に手続きしておけば良いだけの話でしょ。 基本的に何らかの切符を買うと言うことは法律上での契約行為をしたと言うことであり、契約行為をすると言う事は前提の約款を承認したと言う事です。 承認せずに切符を買うと言う事は出来ませんし、買った後運送約款を承認できないけど乗りたいと言っても拒否されるだけです。
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- cobamax
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搭乗者と航空会社には航空運送約款という契約が派生します この中に戦争等不測の事態が発生した場合と航空会社の整備等 の都合の場合の二つに大別されます、 戦争等の場合は「免責」となり補償の対照にはなりませんが 航空会社の都合の場合は通常は次ぎの処置をとります 1 ホテル 食事などを航空会社が手配する 2 次ぎの日に定期便または臨時便でもとの航空券で 出発する 3 ホテルのキャンセル料は「免責」の対象ですので、航空会社は補償 しません、予定便がキャンセルになった場合通常ホテルは 料金を請求しません 4 旅行を中止した場合、全額払い戻しとなります
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ご回答ありがとうございました。 戦争など航空会社に責任がない場合と、航空会社に責任がある場合とで分かれるわけですね。
お礼
ご回答ありがとうございました。 切符を買ったということは、法律に従うことを了承した、ということになるわけですね。