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回生ブレーキについて
電車の回生ブレーキが失効するのは、回生で生まれた帰線電流が架線に帰されても、消費する他の電車がないため 架線の電圧が上がり、回生で生まれた帰線電流を架線に送れないために、失効すると聞いたのですが、そのとき発電機になつているモーターの中は、どのような状態になるために、失効するのか電気に詳しい方、教えてください。 お願いします。
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なにも起きません。って言うと変ですが、 惰行中と同じ状態になります。 回生ブレーキは、モーターを発電機にして電流を 架線に返しているのはご質問の通りです。 で、架線に電流を戻せなくなると言うことは 発電機の巻き線に電流が流れなくなります。 これは巻き線が無いのと同じですから、 モーターは回る時の抵抗を生じなくなります。 つまり、惰行状態です。 実際は架線の電圧が高すぎて電流を戻せない時や (走行している別の電車が居れば電流が流れて 電圧は落ちる) 逆に起電力が上がりすぎて 架線電圧をはるかに超えたときに保護が働した時に 失効は起こります。
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- syu181
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今はほとんどの電車が回生ブレーキです。 また抵抗制御の電車も少なくなってきており、モーターで発生した電気を消費する抵抗器もあまり大きい物は積んでおりません。 回生ブレーキを搭載していても、使用できないようでは意味がありませんから、 架線に戻された電気を変電所で回収できるようにしているところが多くなってきています。
- ymmasayan
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答えはほぼ出揃ってますが。 1.他の電車に供給する 2.変電所で抵抗器を使って熱に変える。 3.電車の中で抵抗器で熱に変える。 1が出来ないとき2,3を使います。 2はトンネル内の温度上昇の抑制 3は安定したブレーキ力の確保です。
- takarajun
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1番ですが補足です。 >回生で生まれた帰線電流が架線に帰されても 消費してくれる他の電車がない場合は、発電されません。 従って帰線電流は発生しません。 回生ブレーキも発電ブレーキの一部で、発電された電気を抵抗器の熱として捨てて(捨てるのがいわゆる発電ブレーキ)しまわずに他の電車に供給するのが「回生ブレーキ」ですね。
- takarajun
- ベストアンサー率23% (237/1028)
電気は消費されて初めて発電されます。 消費してくれる“相手”が居ないときはただ「空周り」電車でいうと惰性走行している状態と同じですね。 電気を消費してくれる、その回路が形成されませんから、つまりブレーキを作動させていないときと同じで、車輪から“回転させてもらっている”わけです。 鉄道の変電所によっては電気を食べてくれる電車が居ない場合は、変電所が食べてくれるような設備を持っていることもある、と聞きました。
お礼
ありがとうございます。参考になりました。最後のところの文章で、「保護が働した時に」の部分が、わかり難いのですが、もし補足していただければ幸いです。