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最遠銀河の発見は頭打ち?ハップル距離について
現在、もっとも遠くに見られる銀河は128億光年?と聞きました。 そこでハップル距離(140億光年前後)より遠い物は光より早く遠ざかるというのをどこかの本で読んだ記憶があるのですが、現在も宇宙は膨張してるということはそれ以上の遠い物を見つける事は不可能になるという事でしょうか?また12億年後には今見えてる最遠の銀河もこの先見えなくなるということでいいのでしょうか? ちょっとおかしな考えかもしれませんが128億年前に128億光年の距離にあった銀河だから現在はその膨張分と移動距離で数倍もしくは数十倍(わかりませんが)遠くなってしまってるということでしょうか? こういうくだらない?事を考えると頭がパンクしそうになります@@; くだらない質問ですがどうかみなさんよろしくおねがいします。
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- luune21
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>128億年前に128億光年の距離にあった銀河 まず、ここがちょっと違うんですね。 本当はもっと近いところにあったのです。しかし、光が地球に届くまでに128億年かかったということなんです。 今、仮に地球から40億光年の所にあなたが立っているとしましょう。あなたは光速で走って来ることができるとして、よーいドンで地球に向かって走り始めました。 もし、宇宙が膨張しておらず、あなたのスタート地点と地球の距離が変わらないものとすれば、40億年後にあなたは地球に到着します。 ところがご存知のとおり宇宙は膨張していますね。それはいわば、走っている道がどんどん伸びていっているのと同じようなことです。ベルトコンベアの上を逆走しているイメージでも構いません。つまり、走れば走るほど道もどんどん長く伸びていくので、40億光年よりずっと時間がかかってしまうのです。 ですから、128億光年の所に見えるという銀河は、スタート時はもっとずっと近くにあったのですが、広い宇宙を旅している間にとっても時間がかかってしまい128億年経ってやっと地球に届いたということです。今では、その銀河は128億光年よりもっと遠くの方へ行っているはずです。 >それ以上の遠い物を見つける事は不可能になるという >事でしょうか? そのとおりです。ビッグバン以前の宇宙が見えるはずありませんよね。光がなかったのですから。 >また12億年後には今見えてる最遠の銀河もこの先見え >なくなるということでいいのでしょうか? 12億年後は、今より12億光年先まで余計に見通せるようになっていますのでまだ見えていると思います。ただし、実体はもっと離れていっているわけですけどね。