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Fe-c状態図について

fe-c状態図についてです。オーステナイト、マルテンサイト、フェライトが焼きいれ、焼き戻しとどう関わっているのか良く分からないので教えていただきたいです。

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noname#101827
noname#101827
回答No.2

文章では説明しにくいですが,状態図と下文章を照らし合わせてなんとか考えて見てください. 亜共析鋼/球状化焼鈍材(球状化フェライトとセメンタイトの2相組織)の前提で組織の変化をいうと.... 溶体化工程 A1点以上の温度域(γ単相,もしくはα+γ二相域)に保持 ⇒1)保持温度がγ単相域なら組織はオーステナイト単相  2)保持温度がα+γ二相域なら組織はフェライト+オーステナイトの2相組織  (セメンタイトは消えている.最初の組織の粒界からオーステナイトが析出してくるが,フェライトも多少残っている) (2)焼入れ工程 α+θ域の低いところまで冷却 ゆっくり冷やすと(1)のオーステナイトの部分からフェライトとセメンタイトが共析で析出してきて,いわゆるパーライト組織になるが(これは状態図にでてくるα+θ域の平衡組織),急冷した場合は拡散が追いつかない為に無拡散変態を起こして,オーステナイトがマルテンサイトに変化する(非平衡組織なので状態図にはでてきません.) (1)ー1)の場合は初析フェライトとマルテンサイト (2)ー2)の場合は全面マルテンサイト になります.(場合によってはマルテンサイトになりきれなかったオーステナイトが「残留オーステナイト」としてのこっている場合があります. (3)焼戻し工程 α+θ温度域の高いところで保持 無拡散変態で出来たマルテンサイトは平衡相ではなく,拡散ができる温度域に保持してあげると平衡組織であるフェライト+セメンタイトになろうとします. ただしこの際に出来るα+θ組織の形態は共析で出来る上記パーライトの形態ではありません. マルテンサイト組織は内部に多数の歪をもっているために核生成サイトの数が多く,非常に微細なセメンタイトとフェライトの組織になります.

stitch0738
質問者

補足

早速の回答ありがとうございました。とても参考になりました。補足ですが、オーステナイトからマルテンサイトになる際、どうして硬くなるのか、炭素固溶度、セメンタイトを関連させて分かりませんか?

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その他の回答 (1)

回答No.1

下記、サイトをどうぞ! 基本的には、鉄の中の微量炭素がどのように結晶化したり、再結晶化したりしたときの形や大きさにより、鋼の強度がどう変わっていくかということです。

参考URL:
http://www.hokkaimic.co.jp/netushori.htm
stitch0738
質問者

補足

さっそくの回答ありがとうございます。 私もマルテンサイト、オーステナイト、フェライト、焼入れ、焼き戻しについてはある程度知っているのですが、焼入れ、焼き戻しをするとどのような変化?というかマルテンサイト、オーステナイト、フェライトがどういう風に析出したり、変化するのか知りたいのです。

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