- 締切済み
地名について(峠と坂)
主に専門家の方にお聞きします 地名の「~坂」「~峠」の違いって何でしょうか? 歴史の中で統一されても良かったように思うのですが 未だに使い分けられていますよね この違いって一体何なのでしょうか 明確な使いわけはありますか? 自分でも調べてみるつもりですが 何をどう調べたら答えが出るのかなぁと思っています 答えとともに、文献なども紹介していただけたら嬉しいです
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- gohannannisiyo
- ベストアンサー率27% (235/859)
山道を登る時(徒歩でも車でも構いませんが)道を進んでいくと、ぱっと目の前が開けて山の向こう側の景色(次の山であったりふもとの集落であったり)が見えます。 そこが峠です。 日本は山の多い国です。 バスや鉄道がなかった頃は、山村では峠を越えて人が往来していました。 峠まで来ると 「あともう一息だ」 と思ったことでしょう。 眼下に見える目的地の集落を眺めながら一服したかもしれません。 かように峠と言うのは山を越える人にとって重要なもの。 「坂」と区別とか統一とかあり得ません。 質問者さんがこだわっていらっしゃるのは、「~坂」「~峠」の地名が、いつつけられたかですか? ここ何十年か流行している「~が丘」という地名や最近流行しているひらがなの地名のように、過去のある時期に流行したのではないか、ということですか? そういうご質問でしたら、すみません。全然わかりません。 ちなみに、中国語に峠の概念がないのではなく、「峠」の漢字がないだけです。「峠」は日本で作られた漢字ですから。 中国語では峠を「山嶺」と言います。確かにNo.2さんがおっしゃるように山の神とはまるで関係なさそうですね。 質問者さんのおっしゃる「上」と「下」をくっつけたような漢字は、押えるという意味です。 外来語の音を表すときも使います。 参考URLで「カード」や「カラオケ」を日本語の方に入力して中国語に翻訳してみてください。
- koma1000nin
- ベストアンサー率30% (342/1133)
文字をよーく観察してみてください。 「坂」というのは、"土"が"反"っている場所のことです。土は地面のことで、それが「反(そ)っている」というのは傾斜があることを意味します。 「峠」というのは、"山"に"上"る道と、その反対側に"下る"道のある場所を指します。通常は生活道路を有する低山の頂部を指し、富士山の頂上のように生活に直結した道のない部分は峠と言わないのです。
補足
回答ありがとうございました。この事は下の2人の方も書いておられます。補足、お礼の所をご覧下さい。
- luune21
- ベストアンサー率45% (747/1633)
#1さんのおっしゃるとおり、別物なので統一されるわけがないと思います。普通の日本人なら明確に区別がつけられると思いますよ。 峠というのは、坂道を上り詰めてこれから下りにさしかかるという場所を指しますね。もちろん広義にはその近辺も含まれることでしょう。坂というのは単に傾斜・斜面のことで道と限ったことでもありません。わずか3mの道でも勾配がついていれば坂ですが、それを峠と呼ぶことはまずありません。坂道を登れば次は必ず下りというわけではないですよね。 「峠・たうげ」は「手向け」の音が変化したもので、昔、山を越えて行く旅人が峠付近で神様に手向けしたからといわれています。日本では山には必ず神様がいることになっているからです。だから山の神とは関係の浅い中国には「峠」という文字も単語もないわけです。 「手向け」はずっと以前からのやまと言葉ですが、「たうげ」が使われ始めたのは「太平記」頃からのようです。室町では「峠」の文字も多く使われ完全に定着しているようです。また「峠」は「嶺」という字があてられることも多かったようです。 「坂」と「峠」はどっかの時点で区別されたのではなく、元からまったく別の概念なんです。 「病気は今夜が峠だ」とは言っても「坂だ」とはいわないでしょう。今でも「峠」は峠「坂」は坂で明確です。
お礼
ありがとうございます。前の補足にもつけましたが、いつの時代の地形が基準となって「峠」「坂」の違いがついたのか(地名を決めた年号を昔聞いた覚えがあるのですが忘れてしまって今は調べようがない状態なのです)教えていただければと思います。中国には「峠」という観念がないのですね!勉強になりました。確かに「山の神」の影響などがなければ峠と坂を区別する意味もないですよね。坂は上る下るの表現があるので全てこれで表現してしまえば良いのですから(そういう意味ですよね)確か中国には峠に似た略字体があったと思うのですが(上の漢字の下に下という漢字がくっついた感じです)・・・それは日本の峠の観念とは全く違った意味をなすのでしょうか?以上2点宜しくお願い致します。
- he-goshite-
- ベストアンサー率23% (189/802)
専門家ではありませんが, 坂というのは傾斜地(勾配のある道)の途中のことです。 峠というのは山と山とが連なる鞍部のことです。山の頂上ともう一つの山の頂上の間の稜線上では一番低い箇所で,山越えをする道はたいていこの峠を通っています。山越えする道の一番標高の高い地点でもあります。 異なるものを表していますから,統一されるとは思えません。
補足
ありがとうございます。確かに、坂と峠の意味は異なりますね。ですが私にはどうも坂と峠の明確な区別がつかないのです。峠といってもそう傾斜が急でないものもあると思うので。昔は峠と坂は明確だったから(今のように交通整備されていなかったから)だという回答がかえってきそうなものですが・・・では明確に昔っていつなのでしょう?いつの時代の地形が基準となって「峠」「坂」の違いがついたのか教えて下さい。自分でも調べるつもりですが、以前にたような件で図書館で調べたのですがよい本がみつからなくて。地名をまとめた年というのは実際にははっきりとわかりそうですよね。文献も紹介して頂けたら嬉しく思います。
お礼
ありがとうございます。質問者さんがこだわっていらっしゃるのは、「~坂」「~峠」の地名が、いつつけられたかですか?←その通りです!!!