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き七(きしち)という店名の由来
き七(きしち)とか,き六(きろく) などの店名があります. き○ は,何か言葉の由来とかあるのでしょうか? それとも,どこかの地名でしょうか?
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喜という字には様々な意味があります。 《よろこぶ》を筆頭に《たのしむ》《このむ》《うれしい》など人のよろこばしい感情を意味していますが、はじめの使われ方は人間自身よりも「神を喜ばせる」という文字だったようです。字源をさかのぼれば「喜」の字は会意文字(別の意味をもつ文字が合体した文字)で、上部の(下にある口以外)の部分は楽器をあらわし「鼓」に通じる。また下部「口の部分」は人々が歌う、祝詞祈祷を捧げるの意で、「喜」とはもとは鼓楽して神をよろこばせる神楽(かぐら)の意味の文字であったらしい。のちになって人の喜笑を表すものになったといいます。 もうひとつ別に、「下にある口以外」の部分は食台に盛り上げた神や上帝へのたくさんの捧げ物をあらわし「口の部分」はこれを食する訳で、「食偏に、旁を喜とした文字」(しき)という文字に通じる。すなわち供え物、神饌をもあらわします。 「喜」は中国の元代宋代に俗字として「」を生みこれが酒食やご馳走を指します。どこかで馴染みがある気がする文字ですがふたつ並べてみると「喜喜」となります。よくラーメンのどんぶりの縁の図案や中華料理店のディスプレィにこの「喜」を二つ重ねた「喜喜」がうかがえます。これはおそらく「喜」を強めて美酒美食を表現していると思われるのですが、ただし「喜喜」の文字、残念ながらいくら辞書をひいても見つかりません。汎用文字として成立する以前に飲食店が占有してマーク化してしまったのかもしれません。 ともあれ『喜』の文字が「おいしい」をも意味すると解釈すれば、この文字が「喜八」「喜七」「喜多八」「貴仙」など、屋号として多用されたことも頷けますね。 注;文中の「喜喜」はラーメンのどんぶりにある文字を想像してください。ここに記した「喜喜」とは少々異なりますが・・・・。
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- kaZho_em
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たいていの場合、この例の 「 き 」 は、「 喜 」 だと思います。 旧字体、異字体、俗字、仮名表記の場合も多いですが。 めでたい言葉なので人名にも多く使われました。
お礼
アドバイスありがとう御座います. き七のきは, 七を三つ並べた文字だったと思います. 森の字の木の部分が,七になったイメージです.