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三角形の合同条件
「2辺と1角が等しい」というだけでは三角形は合同だとはいえませんが(下記URL参照)、 AB=A'B'、AC=A'C'、∠B=∠B'に「AB<AC」という条件を加えると合同だと言えるでしょうか? 「AB<AC」という条件が加わると、下記URLのような状況は生まれそうもないので、合同だと言えるのではないかという気がしますが、確証が持てません。 もし、一般的に証明できるなら、どのように証明したらよいかも教えていただけると幸いです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:2%E8%BE%BA%E3%81%A81%E8%A7%92%E3%81%8C%E7%AD%89%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%8C%E5%90%88%E5%90%8C%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84%E4%B8%89%E8%A7%92%E5%BD%A2%E3%81%AE%E4%BE%8B.png なお、これは課題やレポートではありません(念のため)。
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図形的に考えると,ほとんど明らかに「合同だ」と言えそうですね. No.2さんの説明で,よいのではないでしょうか. (なお,No.1さんの「対称図形」も合同にはなっています.) では,「一般的に厳密に証明しよう」と考えると,例えば「第1,第2余弦定理」を使って, [証明] (AB=A'B',AC=A'C',∠B=∠B' を仮定し, AB=c, BC=a, CA=b A'B'=c',B'C'=a',C'A'=b' と表すことにします.すると, c=c',b=b',∠B=∠B' (1) が成り立っている訳です. すると,まず「(第2)余弦定理」より, b = a^2 + c^2 - 2ac ・cosB (2) b'= a'^2 + c'^2 - 2a'c'・cosB' (3) ここで,(3) に条件(1) を代入すると, b = a'^2 + c^2 - 2a'c ・cosB (4) だから,(2)=(4) より, a^2 + c^2 - 2ac・cosB = a'^2 + c^2 - 2a'c・cosB これを整理整頓すると, (a^2 - a'^2)- 2c・cosB(a-a')= 0 さらに左のカッコの中を因数分解して, (a+a')(a-a')- 2c・cosB(a-a')= 0 だから,結局, (a-a')(a+a'-2c・cosB)= 0 (5) と因数分解されます. ここで,今度は「第1余弦定理」より, a = b・cosC + c・cosB a'= b'・cocC' + c'・cosB' ですが,仮定(1) より, a'= b・cosC' + c・cosB となるので,(5) の式に関して, a+a'-2c・cosB =(b・cosC+c・cosB)+(b・cosC'+c・cosB)-2c・cosB = b・cosC + b・cosC' = b(cosC+cosC') これを(5) に代入すると, (a-a')b(cosC+cosC')= 0 (6) ここで,b≠0 だから, 質問者さんが指摘したAB<AC(つまり,c<b) の条件がないと, cosC+cosC' = 0 の場合があるので,(つまり,C' =180゜-C のとき) a-a' = 0 が言えない,つまり, a=a' が言えないので,合同とは言えない訳です. ところが,今,新たにAB<AC(つまり,c<b) の条件があると, ∠C < ∠B (7) となるので,(これも1つの定理ですね.) ∠C=(鋭角) (8) となります. (なぜなら,∠Cが直角か鈍角だと,(7)より,∠Bが鈍角にならないといけなくなり, 三角形の内角の和が180°を超えてしまうからです.) また,新たな条件AB<AC(つまり,c<b) の条件があると,もちろん仮定(1) より, A'B'<A'C'(つまり,c'<b') なので, ∠C' < ∠B' となるので,(8) のときと同様にして, ∠C'=(鋭角) (9) となります. すると,(8),(9) より, cosC > 0 cosC'> 0 だから, cosC+cosC' ≠ 0 となります. そうすると,(6) で, b≠0 cosC+cosC' ≠ 0 だから,結局, a-a' = 0 すなわち, a=a' となり,2つの三角形の合同が言えます.[証明終] ・・・ややこしくて,あまりすっきりしてませんね. やはり,図形的に証明した方が解りやすいでしょう. お騒がせしました!
その他の回答 (3)
合同だと思います。 図形的な証明ですが… 2次元のグラフにおいて ABをA=原点となるようにx軸と重ねると、 Cとなりうる点の集合は半径ACの円となります。 ここでB基点の半直線を考えると、 AB<ACであれば、Bは円の内部にあることになり、 半直線Bの傾き(∠B)が決まれば、 半直線Bと半径ACの円の共有点Cは唯一ひとつに決まると思います。
合同だと言えると思います。 ULTにあるようにABとA'B'は固定して考えてみましょう。 「AB<AC」ということは、二つ目の図のように点A'から同じ距離の点C'を線BC上にとろうとすると、点B'より左になってしまいます。この場合、必ずしも、「∠B=∠B'」を満たしません。∠B=∠B'=90度の時なら満たすことができます。その場合、直角三角形の合同条件で三角形ABCと三角形A'B'C'の合同は証明されます。(∠B=∠B'=90度 AB=A'B' AC=A'C') つまりこのことから[AB=A'B'、AC=A'C'、∠B=∠B'に「AB<AC」]を満たす二つの三角形は直角三角形に必ずなります。 あまり自身がないので間違っていたら遠慮なくご指摘ください。
- poohron
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合同とは言えない場合があると思います。 頂点Aと頂点A'が同じ点で、頂点Bと頂点B'も同じ点だとしましょう。 辺AB(辺A'B'と同一ですね)について線対称の位置に頂点Cと頂点C'があれば AB=A'B'、AC=A'C'、∠B=∠B'、AB<AC は満たしても △ABCと△A'B'C'は合同ではなく、対称図形となります。