- ベストアンサー
加水分解って?
こんにちは。よく化粧品の成分で「加水分解○○」と いうものが表示されていますが、そもそも「加水分解」って どういう意味なんでしょうか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
高校の有機化学の知識ですね。 有機化合物で、ヒドロキシル基(-OH基)を末端に持っている分子は、同じく水素原子(-H)を末端に持っている化合物と一緒に加熱されると、このヒドロキシル基と水素原子を手放して「切り口」ができ、2つの分子が結合しやすい性質があります。 この時、放出されたヒドロキシル基と水素原子が結合して水分子ができますので、見かけ上は2つの分子が結合して、余った水を放出することになります。これを「脱水縮合」と呼びます。このような成り立ちの高分子は生体内にたくさん含まれています。 脱水縮合の逆が加水分解です。水を加えて加熱すると、結合していた部分が外れて分子が2つに分かれ、新たにヒドロキシル基と水素原子が「切り口」をふさぎます。 化粧品などには天然素材が多く含まれています。この中の大きな分子を分解して小さな分子に変えたいときに、この加水分解の操作が利用されます。 食物のデンプンが体内で分解されて吸収しやすい糖になるのも、フライパンの焦げ付きに水を入れて加熱すると分解して落ちやすくなるのも、加水分解の作用ですよ。
その他の回答 (1)
- kappath
- ベストアンサー率36% (20/55)
回答No.1
加水分解反応というのは、 水を加えて、反応物を生成物に分解する反応のことです。 WikipediaのURLをのせておきます。 化粧品に良く書いてあるということでしたが、 どんな風に書いてあるんですか?? しらないもので、ちょっと気になりました。
質問者
お礼
あらがとうございます。「コラーゲン」とか「エラスチン」とかに よく表示されているのですが…。くっついて表示されてますよ。
お礼
ありはとうございます。科学的な説明は正直難しかったですが、 分子を小さくする事なんですね。最後のフライパンの話が とっても具体的で、分かりやすかったです☆