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metaphysics形而上学
「形而上学」という単語の意味がわかりません。 いろんな辞書をひいたのですが、よくわかりません。 直訳すれば「物理学を超えた学問」ということですから、 形而上学とは具体的には数学のことでしょうか? そして形而下学とは物理学、医学、工学、経済学・・・のことでしょうか? よろしくお願いします。
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詳しくは哲学のカテゴリーで質問するとわかりやすい 説明をしてくれる人が沢山いると思います。 metaphysicsは古代ギリシャの哲学書の 項目の名前なんです。physics(自然哲学)の 次metaに来る項目という意味で、実際 physicsの次の項目に並んでいます。 >そして形而上学とは物理学、医学、工学、経済学・・・のことでしょうか? 本来は違う分類でしたが、現代物理学は 形而上学の領域まで説明しつつあります。 古代ギリシャのphysics(自然哲学)とは、自然現象について いろいろ考えてみるというものでした。例えば 物はどうして落下するのだろうか?とか。 当時は力という考えがなく、数式も使って いなかたので、物体が落下するのは、それが 物体固有の性質でだといった言葉での説明を 試みていたわけです。 metaphysicsはそういった(分かりやすく 簡単に言うと)、身の回りの身近な自然現象 以外の「存在」「存在に対する人間の認識」に ついて語るものだったんです。 例えば神の存在とは?、宇宙の形、宇宙の 外側はどうなっているのか?といったものです。 現代物理学を少し学んでいると、宇宙の形?外側? それは物理学の研究範囲では?と思われると思い ますが。 今物理学と呼ばれているものは、17世紀に アイザックニュートンが書いたプリンキピアと いう本がネタ元で、中学、高校で力学と して学んでいるのはこのプリンキピアの 抜粋です。 ニュートンは、古代ギリシャの自然哲学に 力という概念を持ち込んで考え直し、それを 古代ギリシャの幾何学と結びつけて説明した んです。 ですから、プリンキピアの正式タイトルは 「自然哲学における数学的諸原理」という もので、ニュートン自身は、古代ギリシャの 自然哲学(physics)を、数式で説明しなおした だけのつもりでだったわけで、これは本来哲学書の 一種だったんです。 日本語の訳が、物理学、形而上学と 似ても似つかない形になっているし、 日本の教育では哲学的思想を一切 排除すという基本方針が貫かれて いるため形而上学とは何だろう? と疑問に思う人が沢山いるように思い ますが、物理学、形而上学も 「存在」「人間の認識」について広く語る 哲学の1つの項目に過ぎません。 ただ本を編集しているときに、身のまわりの 自然現象についてまとめていたらページ数が 多くなったので、「えーと、その次の項目ね」 と言う意味でmetaphysics項目を追加した だけなんです。 また、physics(物理学)のほうはニュートンの おかげで数式を使うのが一般的になり、 学ぶ側からすれば言葉だけで語る metaphysicsとは別物という印象を 受けやすいと思いますが、20世紀に 生まれたアインシュタインの相対性理論をはじめ、 物理学の理論とされるものから宇宙の形などが 議論できるようになり、物理学が形而上学の 項目まで説明するようになってきています。 そもそも似たような話だったんで、古代ギリシャでは となりの項目にしたんだと思いますから、 その境目はときに非常にあいまいになって 当然なのかと思いますが。
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- kirin0123
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私も学生のときわかりませんでした。今でもあいまいですが…。 つまり、物質とか現象とかと越えた、もっとそのものの本質について研究するのが「形而上学」だと思います。例としては、神とか霊魂とかについての研究であようか。物質として存在しているものについての研究ではなく、目に見えないもの(神のように)についての研究であったり、物の本質(人間の本質)などの研究を言うのだと、解釈しています。哲学が一番違い分野でしょうかね。