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国の代表の呼び名。
日本は、内閣総理大臣。 アメリカは、大統領。 中国は、国家主席。 なぜ、呼び名が違うのでしょうか? 日本は内閣が組織されるから、アメリカは直接民主制だから、 などの区分でしょうか?このような政治の組織の分類の 情報の本、サイト、があったらしりたいです、政治学になるのでしょうか。
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中国は共産主義(社会主義)のため、ちょっと後述で。 大統領と内閣総理大臣・首相 は、選び方の違いではありません。ちなみに「首相」というのは行政機関のトップもしくは国家機関のトップという意味です。 「国家元首」という概念をまずは理解してください。憲法などその国の最高法規や慣習で決まっているその国の「所有者」「国政の為政者」を指します。 政治を国民が直接行うケース(完全な直接主制)では大統領も首相も国家元首もいない、ということになります。 イギリスなど国王がいる国のほとんどは、国家元首はその国王となります。ちょっと古い話になりますが、オーストラリアなど、一見、国王がいないように見える国でも、イギリス連邦など大きなグループで国王を持っていて、その代理の「提督」が国家元首の代行をしているため、行政のトップは首相というケースもあります。 なお、大統領は、国家元首を指します。アメリカやフランスのように国王がいない国では、選挙で国の所有者を決めます。それが大統領です。フランスでは、元首である大統領と、行政のトップである首相の2人がいる体制となります。 つまり、大統領というのは、国王に代わる期間限定で国民が選んだその国の所有者のことで、首相とは、その国の政治のトップを指す、別の概念のものとなります。 なお、「内閣総理大臣」は、行政の中枢機関である内閣を構成する大臣の中で一番エライ人という意味です。ただ、行政の最高機関はあくまでも人ではなく内閣で、政治の決定は内閣全体で行うので、その中で総理大臣が特にスゴイ人であるとは限りません。 ただし今の日本の場合、全ての大臣の任命権・罷免権を持ち、全ての内閣を兼務することが可能ということで、行政に対して絶対的な権力を持っています。気に入らない大臣がいたら即罷免できます。小泉内閣で、参議院での議決を理由に衆議院の解散を行ったとき、多くの大臣は反対の意向を伝えていましたが、反対を唱えても、その大臣をその瞬間に罷免して小泉首相がその大臣兼務することで解散を行えるため、ほとんどの大臣は反対しませんでした。1人はホントに罷免されてましたし。 戦前は、内閣の任命は天皇が行っていたため、たとえ総理大臣でも、自分の意向に反対する大臣がいた場合に罷免することはできず、そのために辞職したケースがかなり多くありました。 共和国では、国民は全て政治的に平等で、国はみんなの共有財産という扱いです。 キューバ のカストロ首相は 国家評議会 という会議体の議長。 リビア のカダフィ「大佐」は、無職のまま「元首」扱い。あくまでも扱い。 中国 はちょっと複雑ですが、とりあえず主席が一番エライとすると、「主席」とは、その国のトップのという意味で、「元首」を意味します。仮に主席が選挙で選ばれるとすると、民主国家の大統領と同じとなります。 と、さまざまです。 で、日本の元首は・・・・いません。日本の主権は国民にあり、日本国の象徴として天皇がいます。外交の際には、天皇は国王のいる国では元首扱いにされます。 それと、アメリカは間接民主制の国ですよ。政治学を学ばれるなら、きちんと学ばれた方が。直接選挙を書き間違えられたのだとは思いますが、これも選挙人を通した間接選挙ではありますが。