#1です。
>要は、「判断の基準が人それぞれになる」という意味で
>しょうか?
そんな感じですが、ほんのちょっと違うと思います。
「人それぞれ」なのではなく、他者の立場というような視点や角度の違いそれぞれによって変わってくるので絶対価値が決められないということだと思います。
踏み切り横で通過電車を見ると、電車がものすごいスピードで走り去っっているように見えますが、電車の中にいる人は、その中の空間が静止しているので外の方がどんどん後ろへ遠ざかっているように見えます。
しかし、私達は、電車の方が動いていることを知っています。それは経験による学習でもあるのですが、視点を変えて電車からでも踏み切り側でもない視点での思考が可能なので分かるのですね。
自然界は弱肉強食だといわれます。しかし、大昔のヒトの骨から、自力では生きていけないほどの先天的な障害を持った人が20歳以上まで生きた証拠が見つかっています。つまり、弱者を助けて生活していたのです。これらの共同援助行動は日本ザルやチンパンジーにもあることが最近分かってきました。こうなると、弱肉強食という絶対的な価値(もしくは愛や助け合いという行動をとるのはヒトだけだという価値観)はくずれてしまいます。
進化論という視点だけではなく、他の視点が導入されることで価値が相対化したのだといえるでしょう。
「世界にひとつだけの花~♪」みたいな歌があったと思うのですが、あれなんか相対化の典型なのではないでしょうか。
補足
それは「視点を変える」ということでしょうか?