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九七式艦攻による水平爆撃は

カテ違いでしたらすいません。 真珠湾では九九式艦爆の他に九七式艦攻による水平爆撃が活躍しましたよね。確か記憶では水平爆撃のほうが大きな爆弾を使用でき(800キロ爆弾でしたっけ?)、アリゾナを一発で仕留めたのは九七艦攻による水平爆撃だたっと思うのですが、真珠湾以後の戦いでは九七式艦攻による水平爆撃はどの程度行われているのでしょうか。なんとなくその後の戦いでは九七式による水平爆撃自体が衰退しているような印象を受けたので。 セイロン沖でコーンウォールとドーセットシャーを沈めたのは九九式艦爆のみですか?命中率80%以上であったとの事ですが全て急降下爆撃によるものだったのでしょうか。 個人的には、命中率は悪いかもしれませんが九九式艦爆の250キロ爆弾より九七式艦攻の800キロ爆弾による水平爆撃のほうがわざわざ敵艦に近づく必要も無く命中した時も敵艦に与えるダメージは大きいような気がしたのですが・・それに水平爆撃は基本的に編隊で一つの目標に対し複数弾同時に投弾しますよね?その中の何発かが当たれば良しという考えだと思うのですが、そうだとしても中々命中しないものなのでしょうか? すいませんあと一つ 真珠湾で九九式艦爆は戦艦群に対し、急降下爆撃は行ったのでしょうか?

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  • toro321
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回答No.4

#2です。 艦爆で対空砲を沈黙させてから艦攻で・・・って考えはありません。 急降下爆撃は、空母や巡洋艦には有効ですが、戦艦などの装甲された艦にはあまりダメージがないからです。 相手の空母の甲板を破壊して、あわよくば、搭載されている爆弾や魚雷に誘発すれば、沈没しなくても、大破になって戦力になりません。すれば、主力艦(戦艦や巡洋戦艦)に護衛戦闘機がいなくなりますから、魚雷や水平爆撃で攻撃するいう開戦前の考えでした。 命中率の高い低空爆撃は、爆弾のスピードが落ちて装甲で撥ね返されますから、どうしても3000mぐらい必要だったようです。 真珠湾では、強襲か奇襲か、相手の出方で決めていました。トラトラトラは、奇襲に成功したと言う暗号電報です。(攻撃に成功したわけではない。攻撃前に打たれています) 奇襲の場合は、まず雷撃、水平爆撃、急降下爆撃でした。 急降下を先に行うと煙で目標が不明になるからです。 逆に強襲(相手が待ち構えていた場合)は、先に急降下爆撃で航空基地と対空砲を叩き、反撃を鎮めてから艦船攻撃に移るよていでした。 奇襲ですから、艦攻が先に攻撃すべきですね? 淵田隊長が、信号弾1発の奇襲合図を送ったところ、艦戦隊が気付かず、後でもう1発撃ちました。艦攻隊は奇襲と正しく理解して、先に攻撃すべき隊形とったところ、艦爆隊は合計2発で強襲だから、先に・・・と。 結局、同時攻撃になったらしいですよ。 第二次攻撃は、強襲ですから、艦爆隊が先に攻撃したと思います。

HPLC
質問者

お礼

ありがとうございます。すいません早とちりでしたか。 なるほど急降下爆撃は強装甲を貫徹するのが難しいのですね。 3000メートルだと海の上の艦艇はどの程度の大きさなのでしょうか。それでは確かに当たり難いですね。 真珠湾の話はこれまた初耳、と言いますかそのような細かい話まで良くご存知で感心します。まさにトリビアですね。 そういえば真珠湾には一つの目標(戦艦)に対して何十機も雷撃機が攻撃したのでしょうか?雷撃とか急降下爆撃というのは皆が一斉に好き勝手行うのですか?それとも順番を決めていたのでしょうか。アイツが投弾したら次はオレの番みたいな。そうじゃないと急降下爆撃なんて衝突したり爆風を受けそうですよね。あともう一つ、もしご存知であれば・・・雷装の九七式艦攻の模型をみたら魚雷が胴体の中心線上ではなく少し片側に寄っていたのです。実物もそうだったのでしょうか。 色々聞いてしまいすみません。

HPLC
質問者

補足

#1及び#2さんありがとうございます。 お礼欄でまた色々と質問してしまうと延々と続いてしまい、大変失礼な事になりますので新たに質問を立て直そうと思います。 ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • ss79
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回答No.3

No1の補足です。 艦艇での対空射撃は高速で回避運動を行っていると艦の動揺、傾斜が起こり照準が定まらず命中率は期待出来ないのが普通です。 ただ曳光弾の軌跡や爆発する砲弾の弾幕で攻撃側の照準を狂わせる事は期待できます。 この点で自動接近探知信管は接近する航空機に対し非常に威力を発揮することができたのです。 しかし日本軍はこの信管は所有しておらず、大和の特攻作戦でも米軍機の撃墜は10機程度だったといいます。  護衛艦艇分を含めての戦果です。 従って直援戦闘機のない目標への急降下爆撃は落ち着いて照準することが可能で非常に高い命中率に達したので、インド洋作戦以降ではパイロットの技量低下もあって命中率は低下する一方でした。 また水平爆撃の場合、高速で移動する目標に対しては爆弾投下後の時間を短くして命中率を上げる為には、かなり低空で投下する必要がありますがこれも被害を考えるとかなり困難で採用はし難いのです。

HPLC
質問者

お礼

詳しいご回答ありがとうございます。 ふむ、VT信管というものでしたっけ。 そうですか、確かに激しい回避運動などしていたら対空砲の照準は合わせずらそうですね。 当時の日本軍の対空砲の主力は25ミリ機銃と12.7センチ高角砲ですか?航空機に照準を合わせるのは手動だたのでしょうか?確か砲弾を爆発させるタイマー?をセットしてから装填したとかなんとか・・・それで押し寄せてくる敵機を迎え撃つなんて考えただけでとても難しそうな気がします。そうですか大和の時は10機程度ですか~。米軍はVT信管なんてよく考えましたよね。 その他興味深い話ありがとうございます。 又の機会にもご教授下さい。

  • toro321
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回答No.2

真珠湾以降の水平爆撃は、1式陸攻が、マレー沖海戦で21発行ってますが、3発しか当ってません。 真珠湾では、25%ぐらいの命中率ですが、やはり動く艦船に対しては難しいようで、南太平洋海戦で隼鷹から、6機出て、大破炎上中のホーネットに攻撃しましたが、当ってません。 真珠湾の99式艦爆は、航空基地攻撃に振り向けられていましたので、艦船は攻撃してないようですが、2次攻撃で基地が完全に破壊されたと考えた機が攻撃したみたいです。アリゾナ、ウエストバージニアに当ったという資料もあるようです。 インド洋では、99式艦爆のみの攻撃だったようです。 相手に護衛戦闘機がいなかったことを差し引いても88%は凄いスコアです。 ちなみに97式艦攻は、洋上決戦では、基本的に魚雷積んでいたようです。当り易いことと、相手に与えるダメージが大きいことがあります。

HPLC
質問者

お礼

うむ!素晴しく詳細な情報ありがとうございます。 そうですか、No.1の方も仰っておられましたが、水平爆撃=固定目標に有効なんですね。良くわかりました。 確かトラトラトラっていう映画だったかな、爆撃手(隊長だったかも)が空母の格納庫の中で九七式艦攻に乗り、爆撃照準機を覗いて床に米太平洋艦隊のシルエットを流して「投下!」ってやってるシーンがとても印象に残っていてカッコよかったなあ。 No.1の方の回答も含めて考えますと、九九式艦爆の急降下爆撃で対空砲等の脅威を少なくしてから、必殺雷装の九七式艦攻で攻撃するというのが、戦艦や空母を攻撃する一つのパターンと言えそうですね。でも九九式艦爆の250キロ爆弾でも何十発も命中したらそれはひとたまりもないですよね(笑)命中率88%ですか~当時の九九式艦爆隊の技量は凄かったんですね。 大変興味深い話で楽しませていただきました。又機会がありましたら教えてください。

  • ss79
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回答No.1

基本的に水平爆撃は照準が風や自機の速度などの影響を考慮して複雑な修正をしなければならず、停止目標以外ではなかなか命中させることは困難なのです。 停止目標でも数機の編隊で爆撃しその弾幕中の1発が命中する事を祈る位です。 従って高速で移動したり回避運動を行う目標に対しては編隊数の大きい編隊で絨毯爆撃しても僥倖を願う事になります。 この戦法は照準中飛行ルートが固定され対空射撃の的になりやすく、接近して爆発する高射砲弾の弾幕の中で落ち着いて投下の瞬間を待つのは非常な勇気を必要とします。 真珠湾では戦艦群が密集停止していましたから水平爆撃では幸運な爆撃目標でした。 一方雷撃攻撃は岸壁に二重で停泊している外側の戦艦しか攻撃できませんから、内側の戦艦は無傷で残る事になります。 また戦艦でも対空砲座は大抵露出砲座ですから命中爆弾の爆風で死傷し使用不能となるので、水平爆撃隊の援護のため、急降下爆撃をおこなった事は十分考えられます。

HPLC
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど納得です。水平爆撃で動いているしかも回避運動している目標に命中させるのは至難の技なんですね。 >この戦法は照準中飛行ルートが固定され対空射撃の的になりやすく~ やはりそうですか・・メンフィスベルのような状況が思い浮かびました。